昔は先生から音楽性が足らないみたいな事をよく言われていたんですけど、今の師匠には褒められるようになっていて、それって聞く側の好みとか感性の問題なのか、私が変わったのかどっちだ?と思っていたんですけども、先日食事中に、本当に色んな人と弾いてきてる奏者に「今まで1番、どの編成でもいいけど、こいつと相性良いわあと思った人いる?」と聞いてみたところ、少し考えてから私の名前が上がりまして。それって何度かやってて慣れてるからとかじゃなく?と聞いたら、そうじゃなく良いと思うと。
何年か前は、私よりも例の合わせるのが上手い子を推してたと思うんですが、いつの間にか変わっていて、何故かというと、情熱の有無という話になって。
音色も音程も良いけどずっと淡々と弾く人とか、情熱はあるけど力量が追いつかずに空回りする人とか、誰がどう弾こうと絶対にテンポがブレない人(合わせない)とか、それぞれの奏者の特色があります。あれ、前話しましたっけこれ、まあいいや。
そのプロとして活動している上手い子も、完璧主義で自分のポリシーも持ってるのだけど、合わせるとなった時に、熱量が少し薄くて、小編成だとそれが目立ってしまって、ここぞというときに物足りなく思う時があるようで。同じタイプで集まってると上手くいくのでしょうけども。
このタイプは合奏やオケでは重宝するタイプだったりしますが、勿論ソロも弾けるし何でもこなせるレベルだけども、細かく分類しようとすると人には編成や環境によってそれぞれ向き不向きがあります。
そういうのも踏まえた上で、その人の感性の中で私がひょこっと上の方に上がってきたというのは、個人的に、お?何事?と思って。少しはその情熱とやらが音に出てきたのかなと。でもつまらない時は「スンッ」って弾いてるよねと言われて否定出来ませんでしたけども。
(あと半分冗談半分本気で、昔の方が上手かったんじゃないと言われる。はあ〜?🐰)
合奏で煽ってほしいのってチェロだと思ってて。これはその奏者と意見が合致してるんですけど、全任せしたいわけじゃなく、よく1stだけ頑張って弾いてて浮いちゃってるグループとかあるじゃないですか。メロディが大きけりゃ良いってもんじゃないし。そうならないように、低弦に合わせて制御しないといけない時もあるわけで。
伴奏部分だから控えめにとか思いやすいんですかね?でも、チェロであれピアノであれメロディでなかったとしても、その八分音符おいしいとこ!とかあるじゃないですか?その裏打ち大事!みたいな。それがおいしいと思える感性が無いと淡々となぞるだけになるのかな。ノッてもらえるだけでめちゃくちゃ弾きやすくなるところってまあまああります。私バイオリンでもそういうフレーズが出てくると、一見派手さが無く控えめに見えても盛り上がるから好きなんですけどね。
以前一緒に弾いていたチェリストも、煽っても欠片もついてこようとしなくて、それに関わってくるような弾き方について少し希望を言ったとしても「お前チェロ弾けないのに言ってくんな」みたいな雰囲気になる時がありました。そうなると、音楽としてはもうそれ以上何も無いわけで。頭打ちです。良いんですけどね、間違わないとか、テンポが合ってるとか、ズレてないとか、強弱入れてるとか、そういうのさえ出来てれば弾けている・良いと思う人もいるでしょう。だから"これはそういうグループ"としてやったりします。
私多少ズレてもいいからノリが同じな人と組んでみたいです。と考えたら今のところその言ってくれてる奏者がトップなのかなあ、合ってるとは思ってないけども。確かにノリに関しての感性は近い。
無駄な大きな動きしてるから情熱あるように見えるとか独りよがりなものではなく、内側からぶわ〜っと込み上げるように弾く人いないかなあ、できれば近所で
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パッション💃の話でした。
パッションあってもとっちらかってちゃ駄目なんですけどね。
昔の繊細な音が消えつつある自分に言ってます。