明石市、2027年3月から可燃ごみに「単純指定袋」本格導入＜ごみ処理手数料を上乗せしない指定袋は「単純指定袋」というのだ？初めて聞いた！＞

2025年03月08日 15時42分08秒 | 今日のニュース

明石市は、ごみの削減に効果が期待される指定ごみ袋について、２０２７年３月から本格的に導入する方針を明らかにした。処理手数料を上乗せしない「単純指定ごみ袋」で、...（参考「明石市、可燃ごみに単純指定袋 27年3月から本格導入方針新処理施設整備へ減量促進|」）

神戸新聞の記事で「単純指定ごみ袋」とあったので、、初めて聞いた言葉なのでちょっとビックリ
しかし、これが定着すれば、わかりやすいと言えばわかりやすい、、上乗せしない指定ごみ袋も、袋に表示する啓発説明などで、ごみ分別や減量の効果は見込めるのだろう、また、有料化への移行もある程度はスムーズに運べるのかな？

ごみ処理手数料を上乗せしない「指定ごみ袋制度」を導入している市町村は意外と多い、そして、その指定ごみ袋を購入するにあたって、「ごみ有料化」と勘違いしている住民もある程度は存在する。わざわざ購入する必要があればそれはそれで一定の負担は負担なので、、

全国的に家庭ごみの有料化も進んできているが、、
粗大ごみを除くごみ処理手数料の有料化は、令和４年度実績で、全国1,741市町村のうち、1,162市町村（66.7%）が有料化、無料は578市町村（33.2%）

環境省の「ごみ有料化」の定義は、
「有料化」とは、市町村が一般廃棄物処理についての手数料を徴収する行為を指す。手数料を上乗せせずに販売される一定の規格を有するごみ袋（指定袋）については、「有料化」に該当しない（「一般廃棄物処理有料化の手引き」環境省令和４年３月））となっているので、ごみ処理手数料を上乗せしない「指定ごみ袋制度」を導入している市町村数の実態はわからない、、、

東洋大学名誉教授の山谷修作先生の家庭ごみ有料化の調査も、ごみ処理手数料の上乗せしている有料化の調査結果なので、上乗せなしの指定ごみ袋制度の実態は？？？「全国都市家庭ごみ有料化実施状況（2025 年 1 月現在）」では、有料化都市数 489 市（単純従量制 469 市＋超過量従量制 20 市）となっていて、やはり有料化の場合は、単純従量制が多いようだ、、（※単純従量制は、ごみの排出量に単純に比例して課金する方式。超過量従量制は、排出するごみが一定量を超えると有料になる課金方式、または一定量を超えると料率がより高くなる課金方式）

ネット上で、
「指定ごみ袋制度」「ごみ処理手数料を上乗せしない」導入や検討中の市町村を検索してみた～
上位でヒット分のみ列挙

流山市　燃やすごみ容器包装プラスチック類の市の指定ごみ袋を導入します令和４年４月～

長岡京市　令和3年2月から指定ごみ袋制度が始まります

西宮市　令和4年4月1日より生活系指定ごみ袋制度がスタートしています

神戸市　家庭系ごみの指定袋制度（単純指定袋制度）、2008年から

豊橋市　平成２８年４月から指定ごみ袋制度が始まりました

加古川市　令和3年6月1日から指定ごみ袋制度が始まっています

横浜市 「指定ごみ袋制」検討へ環境への配慮も背景に（タウンニュース）
　指定袋制度は全国20の政令市中13市で導入している。このうち札幌市や京都市など９つの市が袋の代金にごみの回収・処理費用を上乗せした有料化制度を導入

高砂市　令和6年3月1日から指定ごみ袋制度がスタートしています！

向日市（むこうし）　令和4年2月1日からもやすごみは指定ごみ袋で出してください

小山市　令和6年（2024年）10月から「もやすしかないごみ」の指定ごみ袋制度が始まりました、ごみ袋の価格にごみ処理手数料を含まない「単純指定袋制度」です。

野木町（栃木県）　今回導入を検討している指定袋制度は袋の代金にごみ処理手数料を含まない「単純指定袋制度」になります。令和6年10月1日から移行期間となり、令和7年4月1日から完全移行

下野市、指定ごみ袋制度の導入、「単純指定袋制度」の導入を決定
小山市、野木町、下野市は小山広域保健衛生組合