東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

大谷石の採掘廃坑に、溶融スラグを埋める計画って~ホント?!

2007年10月10日 21時26分33秒 | 溶融炉、スラグ
大谷石の採掘廃坑に溶融スラグを埋める計画があると聞いて、さっそくネットでいろいろ検索してみたら…

地域再生タウンミーティングイン宇都宮の記事
大谷石関連部分のみ抜粋
金子大臣からのプレゼンテーション
昨年12月、地域再生のための提案を募集したところ、1月中旬までに約600件が集まった。~中略~11月に募集した構造改革特区の提案で、廃棄物からの溶融スラグを大谷石の採掘跡の空洞に充填することもOKになった。これは民間の知恵だ。

会場からの主な発言と中川大臣、金子大臣からのコメント
大谷石陥没対策について
・ 陥没事故以来観光客が減った大谷地区では5月に「地域再生文化観光特区」を申請する。安全対策として廃棄物の溶融スラグによる埋め戻しが採用されたが、大谷には無尽蔵の空間がある。処理場の建設コストなどを考えると、溶融スラグ方式で大谷を有効利用することができると思う。(会場)
・この事業は、地元の理解があってここまで進んだ。感謝している。(中川大臣)
・非常にいいアイディアだが、問題は量の確保。大谷町、栃木県全体でも足りない。東京、北関東などでは廃棄物の半分以上を埋め立てにまわしているが、「特区」として認定してもこれらが溶融スラグに使えないのでは仕方がない。栃木県でも溶融スラグの量の確保を考えてほしい。国も協力する。(金子大臣)

●なんてこった!すごい計画が進んでいるのだ~驚きである。

●東京23区のスラグも立候補するのだろうか?

●それがいいとは思わないが、JIS化して建設資材に有効利用するのでは? やはり鉛等の重金属が危なくって無理なの? 

●首都圏スーパーエコタウンの東京臨海リサイクルパワー(東京電力)のガス化溶融スラグは清水建設が建設資材に使うといっていたが~どうなっているのか追跡調査が必要だな~

●怒れ!地元住民。 怒れ!日本国民。 わが国の清掃行政の歪み、矛盾がこのようなかたちで出てくるとは~ スエーデンに代表されるような予防原則皆無の日本の清掃行政。有害物質でもなんでも生産し放題、それらを焼却、溶融、スラグ化するための設備をバンバン建設して… やがてはダイオキシン類や重金属類を大気に放出、廃坑に埋めるとは~どうして入り口を閉めないのだろう?出口対策ばかり、技術に技術で対応する悪循環~喜ぶのはプラントメーカーと誰だろう?

●溶融後の重金属の山元還元などとよく言われるが、高額のコストをかけてそんなモノしてほしくない。焼却炉に重金属を入れるな!入れる前にそれぞれを分別回収して資源化できるものを資源化しろ!

●基本は徹底した分別。何でもかんでも一緒くたに燃やすのはやめてほしい。そして、再利用、資源化できないものはメーカーにつくらせない。メーカーが責任を持って安全に処理をおこなう。怒り心頭で支離滅裂気味かな?





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