ごみ・環境ビジョン21のセミナーに参加した~
久しぶりに「紙・古紙」のテーマに触れてよかった!!
多摩地域の方々、ほんとうにごみ問題も熱心でうらやましい、、
参加者も多く、頼もしい限り、、
23区でも「雑がみ」回収はどこの区も力を入れているようだが、、、
まだまだごみに混入する紙類は多い、、、
山谷さんの「雑がみの分別排出促進策を考える」では、可燃ごみ組成調査のデータなどからの実態、全国各地の自治体の「雑がみ」回収の取組事例、特に「雑がみ回収袋」の配布での回収率向等々事例豊富で盛りだくさんの取組紹介 、、、
とてもよい事例と思ったのは「雑がみ保管袋」の配布例、、「雑がみ回収袋」だと、その都度袋を回収に出してしまうと定期的に配布の必要がありコストがかかる。少ししっかりとした材質での「雑がみ保管袋」だと一定量たまるまでのストック袋になるので、回収に出すときはたまった「雑がみ」をひもで縛ったりして出せばいい、、、
紺野さんの「回収現場での課題と古紙リサイクル事業の現状」は、ほんとうに現場ならではのとてもわかりやすいお話だった~紙と古紙の基本的なデータなどから始まり、雑がみの掘り起こし、禁忌品の話などもていねいにしっかりと専門的なお話も入れながら、ごみや資源の戸別収集の現場での、宅配便の置き配との誤回収のトラブルなど写真入りで、いろんな問題があるのだと実感。古紙ネットが活動している頃は、イベントなどでも古紙業界の方との交流も多々あったのだが、ほんとうに久々の回収現場からの話を聞くことができた~最後は、古紙を出すだけでなく、古紙製品を使いましょうと!!締めて、、、、
いまは、脱プラスチックでプラから紙への流れもあるが、、紙は紙でもプラスチックもどきの紙も増えている。紙製容器包装と雑がみとの紛らわしい分別基準もあるし、、回収現場も自治体と連携して普及・啓発活動も求められているのだ、、
参加者からの質問もたくさんあったな~
久しぶりに紙の話で嬉しい反面、今更ながら、23区の清掃工場で年間100万トンもの紙類を燃やしていることに何ら太刀打ちできない自分の無力さが情けなかった~
京都市の「雑がみ保管袋(保存版)」
●「製紙原料に適さない紙類!古紙に出す際には注意してください」リスト(リニューアル)
禁忌品A類とB類が色分けされてパンフレットもリニューアル
古紙再生促進センターの「禁忌品見本帳」
手のひらにのるコンパクトサイズの「禁忌品見本帳」とても優れもの!!
なぜリサイクルできないかなどの説明も綴じ込んである、
鞄や靴などの詰め物、感熱性発泡紙(立体コピー紙)、ロウ段(ロウ引き段ボール、ワックス付段ボール)、汚れた紙
食品残渣のついた紙、臭いのついた紙、ビニールコーティング紙 ラミネート紙、アルミコーティング紙、金銀箔、
防水加工紙、樹脂含浸紙、ロウ紙、印画紙、硫酸紙(パーチメント紙)パラフィン紙、グラシン紙
カーボン紙、ノーカーボン紙、感熱紙、抄色紙
圧着紙(圧着はがき)、シール、粘着テープ、和紙、複合材、
雑誌、新聞折込にチラシに取り付けられたサンプル類
「禁忌品見本帳」も会場で回してみてもらって、
写真を撮らせてもらったのだが、なんと、合成紙、ストーンペーパーの写真が抜けていた~