東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
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仙台・松森工場 灰溶融炉から「溶融スラグ」流出で火災

2009年03月09日 09時01分41秒 | 溶融炉、スラグ

●中防灰溶融施設と同じ三菱重工だ~~!!
通行人が火災報知器の音を聞かなければ消防への通報もニュース報道もなかったのだろうが~


●河北新報では仙台市松森工場「灰溶融炉のトラブルは、2005年8月の稼働以来初めて」となっているが、焼却炉は試運転時、触媒焼損という信じられない事故を起こしている。それも部品のスペアがなく、台湾から取り寄せたため23時間以上も炉内の埋火状態が続いたということです。(津川敬さんより)
施設計画段階から反対運動があり住民監査請求もおこなわれていたようです。


■仙台・松森工場で配管焼ける 消防署に通報せず
河北新報 - ‎2009/03/09
 8日午前5時半ごろ、仙台市泉区のごみ焼却施設「松森工場」で、高温処理された液状の焼却灰約1トンが、処理プラントから漏れ出し、配管の一部が燃えた。作業員4人が約1時間後に消火器で消し止めた。けが人はなく、周辺への有害物質の流出などはなかった。
 市環境局によると、ごみ焼却後の灰は、量を圧縮して埋め立て処理するため、灰溶融炉で温度1400―1500度の液体に処理され、管を通じて水槽に流し込まれる。液状の灰が何らかの原因で管から外に流出し、樹脂製の配管に付着して火災が発生したという。
 同工場は流出の確認後、すぐに灰溶融炉を緊急停止させた。別系統になっている焼却炉に影響はなかったが、灰溶融炉は当面、停止させる。
 焼却炉、灰溶融炉とも24時間態勢で稼働している。1月末に終えた定期点検では、異常は見つからなかった。
 市消防局によると、出火後に工場からの通報はなかった。119番したのは火災報知機に気付いた通行人で、出火から30分以上たっていた。市消防局から工場に連絡をして、火災を確認した。
 灰溶融炉のトラブルは、2005年8月の稼働以来初めて。工場内で記者会見した市環境局は「通報が遅れた点はおわびしたい。できるだけ早く原因を究明したい」と釈明した。
2009年03月09日月曜日  


仙台市ホームページ
■松森工場触媒損傷事故原因調査及び改善策報告書 
http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/press/05-06-13/gomi3.pdf

■住民監査請求監査結果
 ごみ焼却施設「(仮称)松森工場」に係る監査請求

http://www.city.sendai.jp/kansa/kansa/kekka7_j1103.html


●同じく三菱重工の灰溶融施設でスラグ流出事故は~
■灰溶融炉スラグ流出事故どうして 三菱重工の責任は重大 
高知市清掃工場
 
高知民報 2006年06月04日(写真入り)
http://www11.ocn.ne.jp/~jcpkochi/minpo/topic/2006/060604yoyuro.htm
 4月29日に起きた高知市清掃工場(高知市長浜、三本博三工場長)の灰溶融炉(三菱重工製)2号炉からドロドロに溶けた高温(1300度)のスラグ(ガラス質)が炉底の耐熱レンガを溶かして流出した事故について5月27日、高知市は事故の中間報告を明らかにしました。事故原因は調査継続中とされていますが、耐熱レンガの耐久性に問題があったことは明らかであり、徹底的な原因究明と三菱重工の責任追及が今後の焦点になってきます。

■高温のスラグ流出 灰溶融炉に穴 高知市清掃工場  
高知新聞 2006年04月30日
 29日午前、高知市長浜の同市清掃工場の灰溶融炉から高温の溶融スラグ(焼却灰をさらに加熱処理した物質)が流れ出し、溶融炉室の床などを焼いた。工場内にいた市職員ら約20人は一時避難し、けがなどはなかった。炉の底部に約10センチの穴が開いているのが見つかり、溶融スラグはこの穴から漏れ出たとみられるが、灰溶融炉は平成14年4月の本格稼働から4年しかたっておらず、市消防局などが詳しく調べている。

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