
(熊本城 ネットから写真引用)
詩吟教室に行きました
大先輩の方が「熊本城」を吟じられました
初心者の私が聴くともうステージで吟じられているかのような錯覚を
覚えるのです
声の素晴らしさ朗々と決して大き過ぎはせずこころに沁みるのです
うんと洗練された吟に称賛の拍手を惜しまないもの
何といっても景色が伝わります
東には雄大な阿蘇山を望み西には不知火の海が広がって
熊本平野には白川が流れてと
それはやはり吟じる人がこころに風景を描いて加藤清正の偉業を称える
熊本城を懸命に表現されているから聞く人にそれが伝わってくるものと
思えるのです
師は新しい吟題「熊本城」に私が取り組むときその風景の説明や漢詩の
意味などを解説して下さったものです
でも初心者の私は声を出すことに一生懸命でそんなイメージを脳裏に
描くこともなく何だか心の貧しさを反省させられました
そもそも私が詩吟を学びたいと思ったのは漢詩の意味を深く理解して
それを表現したいと思ったからなのに
初心を大切にしなくては
熟練の技は実に見事です
大先輩からは大きな学びを示して下さったことに改めて感謝致しました