花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

いっぱいのレンゲ

2017年08月28日 11時36分03秒 | 日記
幼い頃のことです
レンゲがいっぱい咲いているレンゲ畑で遊んだ記憶があります
遠くには鉄橋があってときたま煙をはきながら汽車が走って行くのどかな風景でした
そのレンゲ畑で寝転んで遠くの方を観ると自分が寝転んでいる場所
よりももっとたくさんのレンゲが密集しているようで色も濃く綺麗に
みえる所があるではないですか
起き上がってその方面に走って行ってみると
いえいえどういたしまして
それはさっき私が寝転んでいた場所とレンゲの密集度は変わらないのです
不思議に思ってまた其処に寝転んでレンゲ畑の遠くの方を観ると
レンゲが密集している場所がみえるのです
また起き上がって走ってレンゲの密集地と思えるところに行くのですが
其処もまた前にいたところと同じようなレンゲの密集度です
何度かそんなことを繰り返しているうちに
遠くのレンゲが綺麗にみえても決してそうではないことを理解していました

これって人生のいろんなところで体験する教訓のように思えます
幼くても自然の風景の中から大切なことを学んでいるものなんですね




土当帰(のだけ)が咲きました
この渋い色は茶花には重宝ですね