入院初日の夕方、入院患者が利用できるシャワー室(バスタブ付き)で入浴をしました。シャワー室は多くの患者が利用するため、利用時間は1人20分と決められていました。
普段の私は入浴も含めて30分以上かけて入浴するため、この日は入浴せずに急いでシャワーだけを浴びました。
また耳下腺腫瘍の手術を受けると、首に浸出液を排出するドレーン管を入れます。そのため、管を濡らさないようにするため管を抜くまではシャワーを浴びることができなくなります。
ドレーン管を抜いた後は、首より下はシャワーを浴びることができますが、首より上の頭や顔は洗うことができません。
つまり入院初日の入浴は、身体全身を綺麗にする最後のチャンスだったのです。
この時、手術後からドレーン管を抜くまで身体を洗えないことが、これほどまで辛い状況になるとは想像もできませんでした。このことは後ほど紹介したいと思います。