人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

『記憶:時間の風 夢の風』

2009年03月10日 | ライヴ
 不思議人Mr.時広構成・演出・衣裳デザインによる
松江ライヴは、実に楽しく充実した二日間だった。

 前日に乗り込み、実行委員会の方達とリハーサルのあと、
委員長さんの家に泊めて頂いたのだが、伺う前に近くの温泉で
大きな露天風呂に入り大満足!宍道湖辺りは、温泉がとても多い事に
嬉しいびっくり。

 泊めて頂いたお家も、旧家を改築した居心地満天の家屋で、
お母様と奥様の手料理に「美味い!」を連発したのだった。

 本番日は、約60名ほどのお客様が、松江城近くの旧市街地に
あるお寺の本堂に来て下さり、お堂の四方向に、四神になぞらえた
女神たちのような衣裳ボディが立つ中・・・
    東の青龍=(春)青基調 
    南の朱雀=(夏)赤基調 
    西の白虎=(秋)白基調 
    北の玄武=(冬)黒基調 )
 演者の私と横笛の朱鷺たたら(この人超優れ者!)さんも、
春夏秋冬色の衣裳をトッカエひっかえして、松江や鳥取にちなんだ作家の
文章を朗読したり、演奏したりした。

 終演後、大学一年先輩のお時さんに、花束や好物の和菓子のお土産を
たくさん頂き、さらに、朗読がいたく気に入ったとかで、さだまさし作
『サクラサク』を、いつか米子で企画して下さる事になった。

 夢のように美しく楽しい時間を過ごし、パワーアップして帰敦。
人の繫がりがまた一つ、世界を大きく広げてくれた二日間だった。

 だんだん。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第6回祇園一人ライヴ終了

2008年10月21日 | ライヴ
 いつもどおり前日の土曜に京都へ向かった。
 今回の出し物は『ぼくの人生―シゲルの場合』。これは何度も舞台にかけた一人芝居なので、三年振りの再演とはいえ、やや余裕で出発。
 観客も、目標の50を超えて70人の大入り。嬉しいが、むしろそれが気がかりだった。

 ライヴからお食事への転換がスムーズにいくかどうかが心配なのだ。料理人しかいない“祇園いし田”では、お客様の協力なしには宴会への移行が難しい。
 しかし、お料理を食べ始めた途端に「これは本格的!ライヴ込みで5千円は破格」と皆さん満足なさるので、取り越し苦労とは思っていた。

 今回の敦賀スタッフは市民劇団のNちゃんのみ。二人とも大好きな韓国俳優・ジョンフン君の歌を聞きながらおしゃべりしているうちに、大原周りのつもりが山科へ出てしまった。大原で私の大好きなお寺を観るつもりだったので時間が余る。「よし、それなら!」ということで、前から気になっていた実相院へ目的を変更、岩倉へと車を飛ばした。

 そこは以前、地歌舞・古澤侑峯氏が舞った時、ここぞの場面で紅葉が吹き込み、神がかり的効果があったと聞いていた場所で、友人のN君お勧めのお寺でもあった。
 門の風情がなかなかだ。紅葉にはまだまだ早いが、とにかく緑が多い。院内へ入ると、その緑が、黒光りする“鏡床”に映って何とも美しい・・・。しばし庭を眺めて、翌日のライヴへの思いを整理した。

 いし田の仕込み(舞台準備)は最小限にしたので簡単に済み、夕飯まで、京都スタッフの泰三氏と三人で通し稽古をしたのだが、これが不調に終わった。
 音も照明も一発OKなのに、私の乗りが悪く、集中出来ない。観客数が多く、舞台面が狭いため、セット(ベンチ一つだけだが)の位置が悪いせいだ。

 結局、自分の舞台イメージとは上下(かみしも)が逆転したまま稽古を終えて、大将に美味しい夕食コースをご馳走になり宿へ。この夕食で頂いた馬肉の燻製の味は忘れられない美味しさだった。

 宿では、何と古澤氏とご一緒に。先日彼女の「源氏舞」を観たばかりだったので、あれこれ舞台の話も弾む。
 明日は互いに本番という事で、12時に就寝。
 が、夜中の3時にトイレに起きた私は、そのまま朝6時半くらいまで悶々と眠れなかった。「ベンチを何処に置くべきか・・・」頭の中はそればっかり。結論が出てようやくウトウトしたら、起床の時間になっていた。

 さて本番。
 案ずるより生むが易し。お客様の前へ出た途端、絶好調に。全く役者というのは分からない。寝ないで整理した頭の中のプランが次々に開花してゆく。しゃべりの無駄もなく、時間的にも予想通りに進んで、食事会も和気あいあいで、14時にはお開きとなった。

 原作の素晴らしさに助けられた。飲む席で死を扱った内容の出し物をかける事に不安があったのだが、杞憂(きゆう)だった。
 大阪の友人の関係で、初めての若い人が10人ちかくも来て下さり驚いたが、皆さんじっくり楽しんで下さったようで嬉しい。関西敦賀人会の皆さんも、敦賀からのご常連も、伊勢の仲間も、苫小牧のお客様も来て下さり、バスツアーや受付を仕切ってくれた友人たちにも感謝。

 いし田は、終演後すぐに別の宴会が入っているとの事で、若人の手も借りて大車輪で片づけをし、秋の京都へ繰り出したのが午後3時。
 空は晴れ、絶好の行楽日和! 充実感と一緒に、都の香りをお腹いっぱいに吸い込んだ。

 三人でたらふく食べて打ち上げし、御代はちょいとだけ参加の大学時代の友人H氏が払ってくれてラッキー!

 Nちゃんと、満天の星に歓声を上げながら帰敦した。本当に凄い☆だった!

 深夜、H氏から「テレビの衰退が進む今、少数とはいえ満席の観客をドッと沸かせられる場を継続している事は凄い。これからも応援し続けるよ。やりたいことをどこまでも続けろ」と力強いメールが届いた。

 一人ではなかった長い道が、まだまだ先へと続いている幸せを実感した一日だった。


*注*
  ”いし田”が、8時15分からのNHK朝ドラ『だんだん』の
  舞台に。
  大将が監修をしている関係でロケが行われました。
  放送日は11月8日(土)。大将も出ますよ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ

2008年10月12日 | ライヴ
 第6回祇園一人ライヴは、お蔭様で満員となりました。
少し早いですが、これにて札止めとさせて頂きます。
 ありがとうございました。感謝!

 来春は、京都法然院にて、黄昏時ライヴを予定していますので、是非お楽しみに!!  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ

2008年09月11日 | ライヴ
『祇園ライヴ2008秋』のご案内

メインサイト【主なスケジュール】に掲載いたしました。
下記のアドレスをクリックしていただくと、【主なスケジュール】のページに飛びます。
http://www1.rcn.ne.jp/~touch-up/sukejyu-ru2008.html

 なお今回も、敦賀市内のお客様が20名に達し次第、マイクロバスでの送迎を予定しています。
 会場の「いし田」玄関前までの直行便ですので、JR特急をご利用になるよりも安価で便利です! お帰りも、自由時間の後、集合場所にお迎えに参ります。
 便のあるなしは、決まり次第お客様に直接お知らせ致します。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

点滴週間 その5

2007年10月20日 | ライヴ
10月14日
 『祇園一人ライヴ』本番。

 M嬢がマイクロバスで、福井から21人のお客様を「いし田」に連れて来てくれた。3日の時さんのショーをプロデュースしてくれたIさんも、可愛い娘さんを連れて来て下さった。
彼女はバスの添乗員もしてくれたようで、本当にありがたい、頼もしい。

 のっけの詩の朗読から受けた。 今回は駄目もとでやりたい事を通す、と決めて創ったから、この反応は嬉しかった。続く語り芝居も好調。悩み抜いた最後の朗読も、迷わず“動かない”姿勢を崩さずに演じた。これが今の精一杯かな、と観念出来たので、爽やかに終われた。まだまだ先は長い道のりだが、だからこそ変化していく楽しみがある。

 バスの中で、「知らぬ同士が、チャンチキ~」ではないが、皆さん交流なさったらしく、客席のムードは和気藹々。M嬢とIさんに大感謝。
 今回から、座敷最後列にテーブル席を若干設けたので、膝や脚の悪い方も居心地良さそうだ。人数も目標近い47名。座敷の広さにちょうどいい感じで、こちらも気を使いすぎずに済んだ。

 このライヴでガスが抜けた。さっぱりした気分で、いよいよ『熊谷ホテル物語』に全力投球!
 早めに帰敦して荷物整理。今夜は絶対眠れる気がしたので、薬を飲まずに就寝。


 続きはまた明日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

点滴週間 その4

2007年10月19日 | ライヴ
10月12日
 明日は京都へ出発。星ムクドリとギリギリになっての音合わせ稽古をした。かろうじて微笑みながら「面白いですよ」と、鳥。
人間の反応は違うはず、とわが身を励ます。

 明日(土)の夜は、東京のギタリスト中村ヨシミツ氏が、同じ料理屋「いし田」で定期ライヴをなさるので仕込みは簡単だ。マイクも座席もそのまま使わせて頂くからだ。お客様が若干競合するのは困るが、仕込みが楽なのは正直助かる。テーブル並べからではさすがに疲れるのだ。
 年々力仕事が体にこたえるようになってきた。通称まくら女の、若いNちゃんが前回からスタッフで参加してくれているので、中高年の鳥と私は助かる。それに女所帯は気楽なのがいい。明日はドライヴ気分で京都へ!

 続きはまた明日!                              
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする