人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

輝く瞳に圧倒されて

2024年04月23日 | 徒然
 東京から恩師の息子さんで脚本家のK氏が来敦、興味深い三日間を過ごした。
 <K氏のオシャレな和菓子のお土産>

 敦賀の若者たちが今何を嗜好しているのか知りたい、とK氏に請われて敦賀高校の後輩たちと会った。
 このインタビューは予想を大きく覆し、K氏にも私にも鮮やかで感動的な印象を残した。
 
 その最中に、この若者に似た人を知っているとふと思った、奥井海正堂の社長だ。

 高校生達は過去の歴史に触発されて町のルーツを掘り起こし、何年も研究を重ねた上でその成果を彼ら独自のやり方で敦賀の未来に繋げようとしている。
 同じように奥井海生堂四代目当主:奥井隆社長は以前から「通信機能のなかった大昔に昆布の商域を月単位年単位で広げていった商人たちの
モチベーションの高さに感服します。現代人が失ってしまった人と人を繋げるエネルギーの大きさ強さを感じますよ。今こそそれに学ばなければいけない」と公言してきた。
 『うまみ』という感覚・考えを世界各国での講演で広めている方でもあり、食文化で世界平和をと私は夢見させてもらっている。

 会うと元気になれる人、そんな若者たちに出逢えた奇跡のような一日だった。
 <頼もしい金太郎>

 アベノミクスで日本企業は国際競争力を失い、政府は日銀が無尽蔵に国債を引き受けたため野放図な財政支出を常態化させ、結果官民ともに
ぬるま湯にどっぷり浸かってきたという。
 そこから抜け出すのは容易ではない日本だが、高校生の輝く瞳は、そんな大人の不安を一気に吹き飛ばす威力と自信にあふれていた。
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もう後がない

2023年07月25日 | 徒然
 Gムエンダ―は凄いが二週間しか持続効果がないらしい。
 とすると、ひと夏三か月強として約五千円は高いか安いか・・・噴霧すれば安心して眠れるから安いとしよう、ゴミも出ないし。
 これも人間の傲慢が生んだ「便利で楽チン♡」の所産だと思うとチクッと胸が痛いがGとだけは共存したくない!
 
 アメリカが非人道兵器クラスター弾をウクライナに供与した。
 核使用を正当化する相手に対して国を守るための苦肉の策だろうが、こうして世界は自滅してゆくのか。

 ロシアが侵略を諦め百パーセントの国土を取り返さない限りウクライナが妥協してはならないだろう。
 イスラエルとパレスチナの長い攻防を見れば繰り返される妥協の結果は明らかだ。
 
 北欧諸国の自主独立への過程は複雑ですさまじい。
 数百年にわたるロシアや欧州との葛藤が、フィンランドという国を人を育てる教育立国へと押し上げたのもわかる気がする。
 そんな中、アジアの小国日本がよくぞ生き残って来られたと感嘆するばかりだ。

  <花尻の波打ち際は澄んでいた>
(海の中の私の右足)

 猛暑対策最後のアイテム(品目)アイスノンが加わって久しい。
 エアコンなしの夏・・・もう後がない。


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墓じまい

2022年12月02日 | 徒然
 200年近く風雪に耐えてきた墓を更地にする。
 心が痛むが、どこにあっても狭い日本、墓で思い出せる人は両親しかいないのだ。
 骨は永平寺に埋葬してあるので、姪や甥たちの為にも仕方ないことと肝をくくった。

 さすがに師走の寒さが身にしみる。
 就寝時の湯たんぽはグラグラ直前まで湯の温度を上げた。

 あのコオロギは、グンと寒くなった一昨日からついに鳴かなくなった・・・。
  
 明日から信州周りで東京へ。
 なるべく人混みを避けた動線を心がけ、早めに帰敦する予定だ。

 二日間雨にたたられ、チャリでずぶ濡れになりながら旅への準備を終えた。
 友の大好物のカツ丼(4人前!)が手土産だ。

 今週の勇気出ることば
 「無理してでも旅に出よう」マーク・トウェイン
 そう、旅には予想を超えた素晴らしさが待っている。(・・・と好いのだけど)

 もう一つ旅に関する名言
 「自己探求や知識欲で旅に出るのは良いことだ。しかし結局、大切なのは旅そのものなのである」米国のある作家

 確かに旅は「非日常」という刺激で、たるみがちな心身をヒリヒリにしてくれそうだ。
 そこで一足早く、出かける前に来週のブログをしたためておく。    12月2日(金)夜

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生老病殺

2022年08月30日 | 徒然
 誰かから何かが届くのは好いものだ。
 待つという行為自体も好ましいし、思いがけなく届く便りなども嬉しい。
 何かが私に向かって私だけのために届く、というのが嬉しさを生むのかも知れない。

 ちなみに今は東京の友人夫婦手作りの、すじ肉いっぱいのカレーを待っている。

 現代は生老病死ではなく生老病殺の時代だという。
 病や老齢化が原因で病院や介護施設で亡くなる方が多いからだ。
 恐ろしい言葉だが周りはそういう事例で溢れている。

 人生の終わりを飾る死が「汚い」「面倒くさいもの」に変わってしまったようだ。
 生きて老いて死ぬのは自然のことわりであって、尊厳ある死こそが生を輝かせる原動力のはずなのに。

 今週感動した台詞
 「忠義は本(もと)なり、仁愛は根なり、根の源は土なり」
 幹をしっかり立て(学び)、心底(根)に慈しみの心を保ち、心を育てる日常(土)で周囲の人々と慈しみ合えば、人は大きく揺るぎなく育ってゆく、の意。

 この国を壊した安倍氏の家族葬に儀仗兵が動員され、その上国葬にかかる血税は5千億を軽く超えそうだ。
 日本という幹に蔓延(はびこ)る根の周りを包む土、則ち国民がいろんな意味で腐ってゆく。
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煩わしいとて

2021年12月21日 | 徒然
 温石(おんじゃく)とは暖めた石を懐や袖に入れて暖まることだ。
 その石がもし氷のように冷たければ、体ばかりか心まで冷えきってしまう。

 それでも抱き続けていれば石も暖まる・・・。

 山本周五郎の『柳橋物語』は、煩わしさや損得勘定を持たずに他人を懐に抱いてしまう人間の話である。

 冷たいと感じていた石達は、年月を経て人々を再生し暖めてゆく。

 読み終わった時、私の心も暖まっていた。

 人間関係をまるでゲームのようにリセットする人が多いと知り驚いた。
 繋がっている事への煩わしさをフト感じる時も無いではないが、リセットの必要までは感じない。

 不特定多数の人と繋がってしまうSNSは、そういう意味では現代の病巣といえる。

 <我が家のXマス飾り>

 もうすぐお正月。
 煩わしいが、飾ることで家族を想い、友を想い、恩に少しは報(むく)えるかと、今年も飾る。

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祝賀資本主義

2021年08月17日 | 徒然
 七日の立秋を堺に、暦通りに涼しくなった。
 冷夏になりそうという予想は的中か!?
 寝室の扇風機もアイスノン枕も不要となり、もうじきゴキブリともさようなら♡

 話題の『人新世の資本論』で有名な斉藤幸平氏はオリンピックについて、
 「資本主義のもとで進む五輪の商業化とその害悪が、コロナをきっかけとして、きわめてわかりやすい形で可視化されたと考えるべきだ。コロナは主犯ではない。」
と明言している。

 バッハ氏の東京での宿泊費は一泊300万円。(実際にはホテル側が連泊なので250万円にしてくれたようだ)
 オリンピックの規定では一日4万4千円までとされているそうで、彼はその最高値だけを払い差額は日本の組織委に払わせた、即ち私たちの血税である。

 逆だろう!日本は規定値だけを払えば良かったのだ、頭っからなめられてる!(怒)

 国立競技場の隣にあった都営霞ケ丘アパートは取り壊され、高齢の住民たちはばらばらのアパートに転居させられ、近くの明治公園で命を繋いでいたホームレスも排除された。
 神宮外苑地区は市民のための空と緑を多く残した空間<コモン(=共有財産)>だった。
 しかし、五輪を契機に高さ制限を無くし、高層ビルの乱立で激変していくだろう。

 五輪が人間の尊厳を踏みにじり、五輪のための開発ではなく、開発のための五輪となった。
 その暴力性を隠そうとするのが、祝賀資本主義の本質である。
 
 斉藤氏は言う、
 「勝ちだけが優先されていけば、弱い立場の人々は必然的に”劣った”存在として扱われるようになっていく。
 昨今はやりの、金儲けを隠す見せかけの環境保全[グリーンウォッシュ]にならえば、実際の五輪は綺麗事(きれいごと)をなぞるだけの[スポーツウォッシュ]に成り下がっている。
 五輪以降はほとんど使用されない大型施設の建設に始まり、大量廃棄される選手村の空調設備にいたるまで、環境負荷のオンパレードである。

 4年ごとに各地で開催するたびに巨大な環境破壊が進む。

 スポーツは健康に資するだけでなく、対話、協調性、他者の尊重などを学び、発展させていく機会を与えてくれる真剣な「遊び」である。
 そこにお金や能力による垣根はない。

 スポーツも<コモン(=共有財産)>なのだ。

 社会全体が「脱成長」に舵を切らなければ、資本主義のむき出しの暴力は、繰り返し、繰り返し、完膚なきまでに我々の幸福や共通の富を奪うだろう。
 それこそが、避けなくてはならない最悪の事態である。」(AERA 2021年8月16-23日号に加筆より)

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お粗末の極み

2021年08月03日 | 徒然
 先週はブログ更新をすっかり忘れていた(驚!)

 食器も洗濯物もあっという間にカランカラン・・・手間いらずである。
 私自身は乾くどころか汗まみれ・・・就寝時にはアイスノン枕と扇風機が必須になった。(我が家にエアコンは無い)

 東京オリンピックのサッカー観戦をする生徒たちの保護者に「コカ・コーラ社製飲料をお持ち下さい」という通知が回った。
 茨城市教育委員会は大会組織委員会の意向を受けた文書と説明し、市には苦情が殺到。

 コカ・コーラ社は東京オリンピックの最上位スポンサーである。

 市教委の弁明によると、視察の際オリンピック組織委員会の担当者が、「コカ・コーラ社製以外のペットボトルは持ち込み禁止。それ以外の物はラベルをはがして」と要請したらしい。

 とんでもなく馬鹿馬鹿しい対応に、開いた口が塞がらない。
 日本の教育現場は、封建時代も戦前戦後も現代も何も変わっていない、どころか、寄って立つ心を持たない迷走が加速している。
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人材がいないという厄災

2021年07月20日 | 徒然
 スカ首相が総裁選出馬を明言したそうな・・・。
 
 あんまり可笑しいのと、漫画家(佐藤正明氏)の覇気に感銘を受けた。

 大リーガー大谷君は、ここって時に失投や怪我、手術で何度も何度も大きく挫折してきた若者だ。
 それらを毎回スポンジの如く前向きに笑顔で克服し、糧にしてきたという。
 人生への好奇心と野球を愛する心が半端ではないのだ。

 その大リーガー大谷選手のホームランダービーの話。
 初戦敗退だったが、延長戦から三球サドンデスまで「きっつーい!」を連発しながら笑顔で頑張る姿に、球場は拍手喝采だった。
 海抜1600Mの高地にあり、プロ選手も1分で息が上がるという球界一しんどい場所で、世界の子供達に【ホームランダービー】の面白さをトコトン見せてくれたのだ。

 大リーグはアメリカンフットボールやバスケットボールに比べアメリカでは人気薄らしいが、大谷やゲロル選手のような若手人材が今後を支えてくれるかも知れない。

 親友の元スポーツ記者によれば、マスク無しの満員で問題になったサッカーの「ユーロ2021」は感染状況把握の為の、壮大な「社会実験」だったという。
 曰く、「欧州サッカー連盟は、ワクチン接種をした人々だけが入場しマスクなしで騒いだ場合、どのくらい感染が広がるかを、
昨年末の段階で①満員 ②50% ③20~30% ④無観客 の4つの場合を想定してシミュレーションを開始。
3月にはその結果を踏まえて各会場(欧州全域に広がって開催)の感染状況や対応策に準じて観客動員をントロールしたらしい。」

 なんとまあ・・・賭けのようでもあるがリスクを背負う覚悟が見える・・・こうありたいものだ。

 それに比べて戦略を全く持たずに心意気だけを強要する我が首相は、招聘する必要なんて全くなかったバッハに血税を使いまくり、まるでホテルのドアマンよろしく平身低頭。

 オット本物のドアマンに失礼か?!

 オリンピック枠確保のせいで、当分大谷君の勇姿は放映されなくなりそうだし・・・。
 迷走日本政府もオリパラ組織委員会も、スカとか武藤なんて旧式弊害官僚頭脳の権化みたいなのがトップではアカンやろ(怒!!)

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美しき共生へ

2021年05月25日 | 徒然
 すきま風だらけで朝晩冷える我が家でさえ、日中は素足で廊下を歩くのが気持ち良い。
 ゴキブリはまだ出ない(ホッ)

 日本のワクチン騒ぎは益々佳境。
 アメリカはその遅れを見て取って渡航禁止重要国に日本を指定した。
 オリンピックとは無関係と日米政府は言うが、行政とオリンピックは主催者が別(日本ではごた混ぜ)だし、
選手一人一人の自己行動責任が一番重い米国の施策である事を忘れてはならない。

 世界中がウィルス進化との追っかけっをしている。
 生物学者の福岡伸一氏は、
 「身体に備わった免疫系は最高最良のワクチンであり、ウィルスを多面的に制御してバランスを取る。これが過去にも繰り返されてきた“ウィルスとの共生である”」と言っている。

 慌てず騒がずジッと今を精進して生きて、身体の声を聴くことにしよう。

 <実に日本らしい景観の京都東寺五重塔>
 世界遺産の東寺には、何回もの改修・復興を経た建築技法の跡が沢山遺っている。
 これも疫病や失火、戦火などの災禍とバランスを取って共生してきた姿なのだ・・・美しい。

 明日は晴れ、スーパームーン皆既月食だ。
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カナ文字に支配されて

2021年05月18日 | 徒然
 結局パソコンは壊れたまま今月末に再入院させて初期化する事になり、毎日膨大な資料を旧パソコンなど4ヶ所に少しずつバックアップしてきた。
 1つのUSBメモリが壊れた場合困るからとはいえ4ヶ所はやり過ぎかも・・・。

 目が疲れるが、庭仕事や掃除を合間に入れて何とか99%終了、あとは再入院間際までの更新分をプラスするだけだ。
 お陰で庭も家の中もかなりスッキリした。

 <家近くで見とれた夕焼け空>

 シビテックとは、シビック(=市民)+テクノロジー(=技術)の造語だという。
 一般の市民やエンジニアらが行政サービスや地域の課題を解決する事を意味するらしい。

 京都の仕事仲間が「一時支援金の手続きしてる?」とメールしてくれた。
 今月末が締め切りと分かり、やれやれとパソコンで調べてみたが面倒くさくなって止めた。
 相変わらずの行政主導型なのだ。

 シビテックが機能して簡単に支援の手が届くのはいつのことやら。

 ニューヨークでは駅の中で、予約も身分証明もなしで簡単にワクチン接種が受けられ、おまけに地下鉄乗車カード3600円分がその場で貰えるそうだ。
 この場合セルフコントロール(自己行動責任)が接種条件になっているだけなのだ。

 お国柄とはいえ、行政のあまりの隔たりとカナ文字の意味の違いに暗澹とする。
 この国と安保で繋がっている日本で自己責任といえば、行政や周囲に見放され村八分になる事だ。

 それにしても、カタカナ外来語無しでは文章も書けない自分が情けない。
 
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夢見る幼虫のように

2021年05月04日 | 徒然
携帯からのブログアップは二度目。
やはり慣れない。


気比神宮前の今風露店?ソファーでワイン飲みながら寛ぐ人も。
GWらしい光景だった

昨日の夕方、美浜朗読会の生徒さんから新鮮な野菜がたくさん届いた。
早速サラダやスープにしていただいているが、無農薬野菜なので洗っていると虫が時々顔を出す。

前庭のドクダミの葉っぱに降ろそうとしたが嫌いらしく、タンポポの細い茎に必死で移動した可愛い幼虫。

庭仕事とビデオの整理と、二人の病がちな親友とのメール交換で半日が過ぎる。

9日には久しぶりい会う仕事仲間とランチ。
どんな夢物語を語り合うか楽しみだ。


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