先日歩きました唐桑半島のオルレコースについてもう一つのレポートが入りましたので、ご紹介いたします。写真は別途、過去の写真より追加しました。(見出し画像は夕陽に輝く「折石」)
グループわらじ 第596回徒歩定例会「宮城オルレ・唐桑コース」Ⅱ
2024年2月25日(日)曇り 参加者38名
北山崎、鵜ノ巣などの100mを越す北三陸の切り立った断崖も、 南に下ると共に高さを下げ、 宮城の唐桑に至って静に海の中に姿を沈めてゆく。 その唐桑のオルレコースをグループわらじ徒歩定例会で歩いた。
わたのはら海に向かいて唐桑の御崎に立ちて春よぶ早乙女
(御崎岬からの太平洋)
春にはまだ早い2月25日、それでも波の音空の光は柔らかく、 遠からぬ日を感じさせた。前にも訪ねた地だが、 潮風トレイルやオルレに組み入れられ、 見知らぬ小路に足を踏み入れるのは楽しい。
道は狭く起伏が多い。半島ならでは地形に、 能登半島地震の事が思い起こされた。 それでも人は長年この地に生業を得て暮らして来ている。
百千年天の恵みに暮らし来し人の思いを推してはからん
(滝浜漁港)
最後に半造・巨釜をめぐった。唐桑を代表する景勝地だ。 全ての物が競うことなく、争うことなく、 調和して美しい景観を見せている。東日本大震災の後、 防災の名の下に、海岸は次々と人の手が加えられて来た。 唐桑は幸いそうした所が少ない。 この景観をこられからも壊さないで欲しいものだ。
ちはやぶる神の手になる唐桑に人の手借りる所はあるや
(「巨釜・半造(おおがまはんぞう)」から)
(Y.D)
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