
最近、パコ(長女)が 「ソロソロ お料理ができるひとになろうかなぁ」 と言い出しました(吃驚!)
どういう心境の変化なのか…
やっと、やっと、やる気になってくれたのね(嬉!)
パコの言うところの<お料理のできるひと>というのは、さり気なく普通のおかずが作れるひとのことなのだそうです。
そこで、<うちの味>っていうのを教えてほしいとのこと。
もちろん、そのつもりなのですが…
さて、どうやって伝えたものか。
<うちの味>って言っても、それを数字に表すのは無理。
だって、私だって、毎回<適当>なのですから。(オイオイ^^;
ある料理研究家の方が言っていました。
『美味しいものを作るのは簡単なことなの。
それを数字に表すことが難しいの。
レシピを書いていて、ほんとはもっと美味しいのにと思うのよねぇ。』
確かに!
確かに!!
すり切りやグラムでは示せない<いい塩梅>っていう秤が必要なんですよね。
あの味にするには…
コレとコレを合わせたら…
何か足りない…
もう少し、アレを加えてみよう…
そう、お料理には想像力と記憶力が必要。
味見をしながら、記憶の中の味に近づけていったら、うちの味になるよ。きっと。
と、かなりアバウトな方法で<うちの味>を伝えていくことにした母です(^皿^)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<ごぼうとニンジンの金平> 泥つきごぼうは良く洗って、泥を落としてあげましょう(^^)
たわしでこすって洗ってあげると、あらきれい(^^)!
5.6センチの長さで3ミリくらいの太さの千切りにしました。
太さは<マッチ棒くらいの…>と言いたいけれど、マッチ棒の太さがわかる人がどんどん減っていく現在です(^^; ニンジンは洗って皮をむいて、同じように千切りにします。
「私、千切りって、好きだなぁ」とパコ。
「きれいに切れてるでしょ」と得意げ。
うん。確かに上手に切れてるね。
ちょっと時間がかかったけどね(^^;
ちょっと前までは、ここで千切りにしたごぼうを水にさらしてアクを抜く…という作業をしていたのですが、ごぼうのうま味と栄養が損なわれるということで、今はこの作業はなしです。
フライパンに少量のサラダ油を入れ、ごぼうを炒めます。
ごぼうがしんなりしてきたら、ニンジンを入れて炒めます。
ここで、年寄り(私と父さん^^;)向けに、軟らかめに仕上げるために、水を少し入れ、フタをして蒸し煮にします。
昔、基本は醤油とみりんを同量使うというので習ったのですが、今は、だし醤油という便利なものがあるので、それを醤油代わりに使います(^^)
うちの味は甘めの味つけなので、少量の砂糖も使います。
ここで、味つけの<さ・し・す・せ・そ>という順序。
砂糖・塩・酢・醤油・味噌の順に味をつけていくとよいということを表した語呂合わせ。
砂糖と塩だったら、砂糖の方の分子が大きいのだそうで、分子の小さい塩が先に隙間を埋めてしまうと、大きい分子の砂糖は入り難くなるのだそうです。
なので、砂糖を先に入れてさっと混ぜてから、みりん、だし醤油の順で入れていきます。
あれ?タカノツメ(辛み)は?
そうなんです。うちでは辛みはつかいません(^^;
使う場合は、どの段階で入れても大丈夫です。早く入れるほど辛みがたくさんつきます。
汁気を程よくとばし、仕上げにごま油を少量たらし、ひと混ぜして出来上がり。
器にもって、ゴマを散らして食卓へ(^^)
ごちそうさまでした。
wataさんという素晴らしい先生がすぐそばに居るので
今のうちに沢山習っておかれると良いですね。
少しは自覚が出てきたのかなぁ(^^;
素晴らしい先生ではないけれど、一緒にやっていると楽しいです。