2020年の幕開けに世界を巻き込む重大な事件が起きました。
米国防総省は2日、日本時間の3日、イラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害したと発表しました。トランプ大統領の指示を受けた措置で「海外の米国人を守るためだ。」と説明していますが、年明け早々一体何をしてくれるんだ!という気持ちです。もうやめてくれよ!報復合戦が憂慮されたけど案の定、イラン側の報復が始まった。
米国防総省は2日、日本時間の3日、イラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害したと発表しました。トランプ大統領の指示を受けた措置で「海外の米国人を守るためだ。」と説明していますが、年明け早々一体何をしてくれるんだ!という気持ちです。もうやめてくれよ!報復合戦が憂慮されたけど案の定、イラン側の報復が始まった。
昨年から続いているアメリカとイランとの対立がいよいよこんな形になって表れた。いろんなニュースや解説を聞く時にイスラム教についての基本を整理しておくことが大切です。
簡単に確認しておきます。
イスラム教には大きく分けてスンニ派とシーア派があります(それ以外の宗派もあります。)。ピューリサーチセンター(アメリカの調査機関)が2009年に発表した調査によると、全世界に住むイスラム教徒の87%から90%が「スンニ派」、10%から13%は「シーア派」と推定されているそうです。 圧倒的にスンニ派が多いのです。中東やアフリカ北部の国々は、シーア派の人々も少数存在しているにしてもスンニ派が圧倒的に多い国々になります。その中の盟主と言われているのがサウジアラビアです。
そんな中で90%以上シーア派で占める国があります。それがイランです。60%程度のイラクについでレバノンも半数くらいシーア派が存在するみたいです。
これは大雑把な数字ですし、その他の少数の宗派やその他の宗教もあります。イスラエルは約75%がユダヤ教だけどイスラム教も約17.5%存在します。レバノンも約40%がキリスト教ですが、残り55%ほどをスンニ派とシーア派が同数くらいで存在している。
これは大雑把な数字ですし、その他の少数の宗派やその他の宗教もあります。イスラエルは約75%がユダヤ教だけどイスラム教も約17.5%存在します。レバノンも約40%がキリスト教ですが、残り55%ほどをスンニ派とシーア派が同数くらいで存在している。
中東は政治的な対立と宗教的な対立が複雑に絡み合っているから、色んな問題が複雑に発生して、その解決にも単純には考えられない難しい手法が必要です。
1月4日にはイラク首都バグダッド中心部で米大使館などがある旧米軍管理区域(グリーンゾーン)にロケット弾が撃ち込まれた。
その後、イラク中西部のアンバル州にある米空軍基地が地対地ミサイルで攻撃されている。作戦名は「殉教者ソレイマニ」としている。そして、今後、テロリストである米軍に基地を提供している米の同盟国の地域にも攻撃するとしている。この攻撃では死者は出ておらず、イランも戦争状態に入ることには自制が働いていることが指摘されています。トランプ大統領の日本時間の9日深夜の声明が注目されましたが、こちらもこれ以上の争いはしないとみられ、一応一安心か?
北朝鮮のあの人はこの事態をどう見ているのか?