青空ーすべてはバランス

イゾラド族

2025年1月14日(火)雨になった。普通の冬に戻った。

昨日の夜、119イマージェンシーコールというドラマを見ていたら宮崎で最大震度5弱の地震があり、宮崎県と高知県に1m程度の津波も到達した。番組は一時中断。消防局の通信指令センターが舞台の緊迫感あるドラマなのでリアルな地震速報で緊張が増した。

イゾラド族
2024年、NHKのディレクターが「アマゾンで10年ぶりに“イゾラド”が100人を超える集団で現れたらしい」という情報を得て、さっそく行ってきたそうだ。

興味深いのでまとめてみた。

イゾラドというのは、文明に接触したことがない未知の先住民のことで、南米・ブラジルとペルーにまたがるアマゾンの森の奥で、動物を追いかけながら自給自足の暮らしをしているとされている。

NHKは、四半世紀にわたり取材を続けていたそうだが、多くの部族が絶滅した可能性が高く、2014年を最後にその姿は確認されていなかったという。

場所は、ペルー内陸部の「源流域」。深い森のなかの集落。
このニュースの情報はすぐに世界に広まったそうだが、詳しい情報がないので実際に行ってきて確かめたということだ。

準備は大変なんだけど、特に重要だったのは予防接種をすること。
なにせ文明と接触したことがないから病原菌に対し免疫がない。これまでも文明側との不用意な接触で、病に感染するなどして多くの部族が絶滅しているからね。
狂犬病や破傷風、黄熱病、肝炎など注射した回数は実に16回だったそうだ。
副反応にも耐えたそうだ。大変だったね。長い長い時間をかけてイゾラド族はその暮している地域のウイルスや細菌と戦いながらも免疫がそれらとのバランスを獲得していったのだろう。
逆に今まで接したことのない地域のウイルスや細菌を連れてこられると免疫が対応できない。

そして接触までにさらに多くの困難があったようだ。


参考資料:NHKニュース



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