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千本釈迦堂・大根だき(上京区)

無病息災「大根だき」を師走の寒空の下頬張る。


京都市上京区   「千本釈迦堂・大根だき」  (古都探訪 93)



古都の師走の風物詩として知られる、千本釈迦堂の恒例行事「大根(だいこ)だき」が、12月の7日と8日の両日、快晴の下執り行われた。



これは釈迦が悟りを開いたとされる8日の法要「成道会(じょうどうえ)」に合わせた行事で、鎌倉時代の住職慈禅(じぜん)上人が大根に釈迦の名を梵字で書き、厄よけとしたのが始まりとされる。



時節の行事として他にも、節分の頃狂言も鑑賞できる「おかめ福節分」や春のしだれ桜「阿亀桜(おかめさくら・写真)」が有名。

春の千本釈迦堂→http://orange.ap.teacup.com/applet/watch-dogs/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%90%E7%96%7B%8E%DF%89%DE%93%B0+%91%E5%95%F1%89%B6%8E%9B&inside=1&x=33&y=5



また本堂は創建当時のもので550年に勃発した応仁の乱の戦火からも逃れ、洛中最古の建造物(国宝)として広く知られる。



その場でいただくものとは別に、梵字入り祈願の家庭用生大根も提供されている。



本来は聖護院大根に梵字を書いたものが材料となるが、近年の参拝者の急増により、ふるまうものは普通の青首大根を使用しているとのこと。



並ぶこと約20分。  ようやく授与処の手前までたどり着いた。   尚本年は2日間で約4,000本の大根が用意されている(約12,000食分)



大鍋で炊いた大根と揚げをおわんによそうたび、あたりに甘い香りが漂う。



この大根をいただくと悪病を取り除くとされ、ほとんどの参拝者は熱々をその場で頬張る。



穏やかな出汁が芯までしっとりとしみ込み、冷えた身体と心がほっこり和む。 これぞ極上のひととき也。


               photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ

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