おやじ News! watch-dogs

猫町(京都市左京区)

異空間に迷い込んだ萩原朔太郎著「猫町」そのままの不思議カフェ。


京都市左京区一乗寺築田町100-5  
       「グリル&カフェ 猫町 (ねこまち)」 【1758】



叡山電鉄「茶山駅」を下車後、線路沿いに一乗寺通まで上り、通りに出たら右に折れ北白川方向へ約600㍍東進し、ちょうど白川通に面した「餃子の王将」西隣に佇む、鬱蒼と草木が茂る奥まった建物が目印の、ミスティックなカフェです。



周りの喧騒とは明らかに違う、まるで此処だけ時間がストップしているかのような雰囲気が漂い、せわしなく歩く現代人の目には留まらず、気付くのは迷い猫だけかもしれません。



ドアを開けるとそこは、期待に違わず詩的且つ叙情的なムードが流れ、訪れる人を優しく包み込んでくれます。



さらに店内中央部に設えてあるダークブラウンの広目のカウンターが、アダルトな落ち着きを放っています。



踵を返し窓際に視線を移すと、エスニック調に纏められた大テーブルと長椅子が、カーテン越しにぼんやりと浮かび上がっていました。



また奥の個室は和モダンチックであり、佇むスペースにより異なった世界観を感じることができます。



メニュー表①
ランチの内容は玄関脇もしくは店内のブラックボードに、アナウンスされています。



メニュー表②
珈琲も通好みの一服が並んでいます。



メニュー表③
コチラは夜メニューで、土日祝には午後3時からオーダー可能です。



メニュー表④
ご飯またはバケットをつけても1,500円までで賄え、良心的といえます。



「今日のおひるごはん 1,100円」
先ずはサラダで、ちょうどよい大きさに葉物が統一してあり、さり気ないことですが、なかなかできないんですよね、コレが。
 


メインの「塩漬け豚のソテー 冬野菜のスープ仕立て」に、艶モチご飯と漬物で、一瞬その塩漬け豚の分厚さに、目が釘付けになるほどのショーゲキを受けましたよ!  凄い!



肉をほどくのにナイフ?それとも箸?と迷いましたが、ナイフを入れてみるとスッと切れ、そのまま一片を口に放り込みました。
次に舌の上にのせるとホロホロと溶け、豚の凝縮された旨味だけが心地良い余韻を残し、スーツと消えました。  塩漬けの効果により、余分な脂が抜けているんですね!  美味い!


皆さんは読まれたことがありますか?「猫町」を。
薬物の幻覚もしくは、単純にいつもの道を反対から歩くことにより、見慣れた日常の町からいきなり異空間に落ちてしまい、猫だらけの町に遭遇する、このお店のモチーフになったお話です。
小説にそのまま出てきそうな、ミスティックな演出は実に見事で、たとえ読んでいなくても一度空間(お店)に足を踏み入れたら、引き返せないほどの魅力にとりつかれることでしょう。  是非!

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「京都府(美味しい物)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事