京都市左京区一乗寺築田町100-5
「グリル&カフェ 猫町 (ねこまち)」 【1758】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/0f/18a61f8c9337a853be8ff8cb0467e127.jpg)
叡山電鉄「茶山駅」を下車後、線路沿いに一乗寺通まで上り、通りに出たら右に折れ北白川方向へ約600㍍東進し、ちょうど白川通に面した「餃子の王将」西隣に佇む、鬱蒼と草木が茂る奥まった建物が目印の、ミスティックなカフェです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/9f/16a369ae9ea5774b077cd14904f2daad.jpg)
周りの喧騒とは明らかに違う、まるで此処だけ時間がストップしているかのような雰囲気が漂い、せわしなく歩く現代人の目には留まらず、気付くのは迷い猫だけかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/41/2564e1c4ecaefe7ef27fc9d1808a22e7.jpg)
ドアを開けるとそこは、期待に違わず詩的且つ叙情的なムードが流れ、訪れる人を優しく包み込んでくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f1/deec2f3d8a522b26e248ba1898eea283.jpg)
さらに店内中央部に設えてあるダークブラウンの広目のカウンターが、アダルトな落ち着きを放っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/dd/c99b048cce53d70ee162230b6bcf13db.jpg)
踵を返し窓際に視線を移すと、エスニック調に纏められた大テーブルと長椅子が、カーテン越しにぼんやりと浮かび上がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/aa/dc9f1d1751f4c9d8a32f8d456ff79a84.jpg)
また奥の個室は和モダンチックであり、佇むスペースにより異なった世界観を感じることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/61/882a36cc1ed4d36a412e3f4007bf2b4f.jpg)
メニュー表①
ランチの内容は玄関脇もしくは店内のブラックボードに、アナウンスされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/f0/e370d9f1350cec8caa91d9c8f479859d.jpg)
メニュー表②
珈琲も通好みの一服が並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/f2/19d991b4b41ac6f681208f1fff458f06.jpg)
メニュー表③
コチラは夜メニューで、土日祝には午後3時からオーダー可能です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/c7/ace6dd313054f7c58e970e6175bd6b20.jpg)
メニュー表④
ご飯またはバケットをつけても1,500円までで賄え、良心的といえます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/2c/3ce21f9a3e4e6886cb349a5ae6cecbda.jpg)
「今日のおひるごはん 1,100円」
先ずはサラダで、ちょうどよい大きさに葉物が統一してあり、さり気ないことですが、なかなかできないんですよね、コレが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/00/e80b7ca33f28fd5bc454da099cb22805.jpg)
メインの「塩漬け豚のソテー 冬野菜のスープ仕立て」に、艶モチご飯と漬物で、一瞬その塩漬け豚の分厚さに、目が釘付けになるほどのショーゲキを受けましたよ! 凄い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/31/e17a1b7063ec28dec1f8c1760b8d2666.jpg)
肉をほどくのにナイフ?それとも箸?と迷いましたが、ナイフを入れてみるとスッと切れ、そのまま一片を口に放り込みました。
次に舌の上にのせるとホロホロと溶け、豚の凝縮された旨味だけが心地良い余韻を残し、スーツと消えました。 塩漬けの効果により、余分な脂が抜けているんですね! 美味い!
皆さんは読まれたことがありますか?「猫町」を。
薬物の幻覚もしくは、単純にいつもの道を反対から歩くことにより、見慣れた日常の町からいきなり異空間に落ちてしまい、猫だらけの町に遭遇する、このお店のモチーフになったお話です。
小説にそのまま出てきそうな、ミスティックな演出は実に見事で、たとえ読んでいなくても一度空間(お店)に足を踏み入れたら、引き返せないほどの魅力にとりつかれることでしょう。 是非!