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本法寺(上京区)

多宝塔上層の白とサクライロが華やかに融和する、本法寺の春。


京都市上京区    「本法寺」   (古都探訪 100㊗)



本法寺(ほんぽうじ)は、本阿弥清信が日親上人を開基にして永享8年(1436年)に創建したのが始まりとされる、上京区に坐す名刹。



正門である仁王門を潜った参道の先に、寛政年間建立の多宝塔がそびえ立つ。



例年、3月下旬から4月初旬にかけ、ソメイヨシノを中心に境内がサクライロに染まる。



桜の数はそれほどでもないが、多宝塔を取り囲むように効果的に配置され、方角により趣の違う情景が楽しめる。




淡色に浮かぶさまは、これぞ古都の春爛漫といえる優雅さを兼ね備える。



本堂前にはゆかりの深い光悦御手植の松と、画家の長谷川等伯の像が控える。




芸妓さんのしゃなりとした姿が、一層艶やかさを添える。


               photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ

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