京都市上京区真盛町742 「小きみ」 【2007】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/08/01516a0e40940b591a1ef94be0c8f958.jpg)
京都駅前から市営バス206系(地下鉄・北大路駅方面)に乗り、所要時間約30分の「千本今出川」停留所で下り今出川通を北野の天神さん方向へ西進し、上七軒交差点から花街の参道へと入る。 その先約300㍍の西方尼寺角を左に折れた、ちょうど上七軒歌舞練場裏手路地にひっそりと佇む、総二階の京町家が目印の小気味良い小料理屋さんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ac/9cf20d9e73c409389fdce08fa663920a.jpg)
歴史の古い艶やかな花街の一角に在るため、伺うのに遠慮がちになるところ、表の看板に誘われるように暖簾を潜りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/23/e00f1abb3959b4d79005b5913b84f89c.jpg)
お昼の定食は簡素に3つ掲げられていましたが、お母さんの説明より数種類のお魚が用意されていることを後で知りましたよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/62/b758b2b44c3987975f18e29a22484715.jpg)
厨房に面したカウンター席が9つだけという小さな店内。 この距離の近さがお母さんとの会話を生み、よりはんなりとした京らしさを感じることになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/a9/6d91a54aa5a1f1b6a31c5b8ab538bd72.jpg)
というのも此処は、昔、芸妓さんをされていた ”小喜美” さんが切り盛りするお店であり、その所作や京ことばに、往年の優美さを感じることが出来るからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/13/039c6c4a9334ca35f63139608a8a0a7d.jpg)
この団扇の中にかつてのお弟子さんがいるのかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/7f/2e1c1101252c9250d115853636a7ae01.jpg)
「煮魚定食 1,000円」
先ずは5品の手の込んだおばんざい。 いずれも京らしい穏やかな優しい味わいで、いただくと心がほっこり和みます。 特にきゅうりの酢のものはちりめん山椒入りで、ピリリとした刺激により日本酒を一献キュイといきたい気分でしたよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/21/4b528d20cc087bf48c68bf00f14d8e3d.jpg)
メインのサバの煮物とお替りOKのご飯に、この時期恋しくなるあったかかす汁。 煮魚の出汁加減の良さ、かす汁のこくのある旨味と、ホント生きててよかったです! 幸せ! (⋈◍>◡<◍)。✧♡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/59/e372babe3fdebb913441714eeade0c3e.jpg)
「おでん定食 1,000円」
タケノコ、巾着、平天、揚げ豆腐、こんにゃく、大根、玉子と品数豊富で、しっかりと出汁も染みこんでおり、もうね、お母さんの真心がギュッと詰まったおでんでしたよ♪ 美味い 😋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/96/aa42b3413db74c804dcea99b668c08cc.jpg)
こちらは普通のお味噌汁でオーダー。 添えてある漬物もおふくろの味そのもの💛
全てにおいて古都らしいしゃなりとした艶やかさを感じることが出来、これはもう夜に伺い、美味しいおばんざいと酒をいただきながら、お母さんのお話に耳を傾けたいと思いました。 ご馳走様!
☆付近のお出かけスポット・北野天満宮、平野神社