京都市左京区丸太町川端東入一筋目上ル東丸太町8-3
「京のつくね家」 【1603】
京阪「神宮丸太町駅」を下車し、出入口④から丸太通に出て平安神宮方向を仰ぎ、1ブロック進んだら左路地に入り、その約30㍍先左手に見える、総二階の京町家が目印の鳥料理専門店です。
此処は往来の激しい川端通に背を向けた裏通りに佇んでいますが、その表通りに在る老舗鳥料理の名店「八起庵(はちきあん)」が営む、セカンドブランド店なんです。
以前は午前11時30分からの営業でしたが、最近45分開始に変更されたようです(パーキング利用の場合、15分の差が案外大きいのですよ)
店内は打って変わって、何処にでもある食堂のそれであり、チョッピリ拍子抜けしましたよ。 尚収容能力は1階のテーブル席が20席、2階の座敷が16席と、イメージより広く感じます。
壁面のお品書き。
スピンオフ店とはいえやはりそこは、庶民派価格より若干高目の設定となっています。
テーブルに置いてあるお品書き帳には、それぞれが写真付きで載ってあり便利です。
気軽にチョイト一杯引っかけての「アテ」も、用意されています。
「親子丼 1,300円」
素朴さが漂う出で立ちなれど、丼の艶やかな黄身が、一段も二段も品格を押し上げていますね。
先ずはそのまま玉子とじ部分を、いただいてみます。
とろとろの玉子と、その旨味を引きたてる穏やかな出汁が絶妙に絡み、いかにも京都らしい味わいで、心がホッと和みます。
次に黄身を溶き混ぜていただくと、円やかな旨みが加わり、尚一層の深みが出て、一つで二度楽しめ得した気分になること請け合いです。 もちろん潜んでいる鶏肉も、しっかりとした力感を備え言うこと無し!
自社の養鶏場で飼育した、安心安全の鶏を使用しているだけあってクオリティーは抜群で、それを取り巻く出汁の引き方を始めとした技法も完璧と、流石に美味しい「親子丼」が犇めく古都の中でも、トップクラスといわれる所以が理解できましたよ。 これは間違いなく後に尾を引く味わいですね。 また近々リピします!
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