京都市中京区樋之口町467-2 「丁の字 CAFE」 【1754】
地下鉄「京都市役所駅」を下車し出入口②から御池通に出て、鴨川方向へ木屋町通まで進み左に折れ、風情残る一之船入を左手に眺めつつ二条通まで上り左折した直ぐ左手に佇む、清々しい白壁が目印の京町家カフェです。
ドアを引き店内に入ると、厨房のカウンターと坪庭が先ず目に留まり、シンプルななかにも洗練された雰囲気が漂い、暫し見入ってしまいました。
踵を返し通りに面したカウンター席を覗います。 その上の棚には、オーガニックに特化したジャムや紅茶が整然と並んでいましたよ。
ちょうどノーゲストだったため、本来は喫煙扱いの2階へと上がらせていただきました。
濃褐色の柱と白壁のコントラストの妙に趣のある調度品と、細部にまで徹底して拘ったデザイン性が見て取れ、普通の京町家カフェとは一線を画す感性を感じます。
その最たるものが丁の字をあしらった盆栽とコンセプトアートで、モチーフは最初この盆栽かと思いきやそうではなく、木屋町と二条のT字路にお店が在ることからの命名だそうです。 また此処は「京都景観賞・屋外広告部門市長賞」に輝いた経歴を持つことも、あとで知りました(どうりで)
メニュー表①
ランチメニューは看板のカレーのほか、ナポリタン、フレンチトーストとアイテムを絞ってあります。 尚コーヒーのお値段が700円と高目の設定になっているのは、お代わりをしてゆっくり一時を過ごして欲しいという、オーナーの想いによるものです。
メニュー表②
ランチ以上に力を入れているのがスイーツ。 全国各地から選りすぐりのスイーツを集めており、その中におやじの地元に近い「出雲ぜんざい」を見つけ、思わずニッコリ。
「丁の字カレーセット・珈琲付き 1,300円」
先ず運ばれてきたのは、箸休めの薬味3品と香ばしいトッピング2品、サラダです。
無駄なものを省き、荒挽き感を残したスパイシーなカレーは、それでいて黒毛和牛特有の深い旨味を感じ、途中トッピングをパラパラと振りかけると変化が生まれ、最後までしっかりと楽しませてくれます。
アフターの珈琲。
どっしりとした苦味と深みが先ず舌を踊るがしつこさは無く、次の瞬間にはさらりとした余韻を残しつつスッと消え、淹れ手の技術が窺い知れる一服でありOK!
こじんまりとした空間ながら独特のテイストに溢れ、周りの閑静さにも絶妙に溶け込み、ゆっくり静かに心を癒すことが出来ました。 これほどまで昼下がりのひと時を、満喫できるお店はそうそうありませんよ。 ご馳走様、また来ます。
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