京都市左京区 「詩仙堂(しせんどう)」 (古都探訪 72)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/44/760c36a9d5c67b27dbcc7ad354ee142e.jpg)
詩仙堂は京都市一条寺にある、江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡で、現在は曹洞宗の寺院でもあり、名を丈山寺という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3b/7bb70577b6f4d9d4f9f3377ae393bd20.jpg)
入口の小有洞(しょうゆうどう)の門から参道を臨むと、両脇から竹林が迫る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/2d/973518dc2f9a4927dc5d0e6dd3243249.jpg)
竹林の先に建つ「嘯月楼(しょうげつろう)」
堂の上のこの楼閣は、丈山が月を見、庭を見る為に造った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/bd/a9207d0757ebc00943091b5a6bc81f2a.jpg)
時折静寂の中に響く「ししおどし」の音。 此処はその発祥の地としても有名。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ef/d688268f1ad983d4e5222661013a2278.jpg)
書院から眺める庭園。 鮮やかな若緑の光が、まるで生き物のように畳を這う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/53/4fc203e11fe19ecf862dc81536fc7159.jpg)
丈山が59歳の時に造営され、寛文12年の90歳で没するまで、ここで詩歌三昧の生活を送った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/a1/b1041b51066b6a783ee72eab29e583a1.jpg)
名前の「詩仙」とは、中国の詩人三十六人の肖像画を飾る「詩仙の間」からつけられた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/eb/3e3a8c8f601567726bc85f8b4a28448b.jpg)
庭園造りの名手でもある丈山自身により設計されたこの庭は、四季折々に楽しむことができ、特に春 (5月下旬) のサツキと秋 (11月下旬) の紅葉が有名。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/6d/a97ac4bc82abd38863822c2786488129.jpg)
帰り際屋根の上でアオサギが池の獲物を狙っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/f4/7ed3a40447a714f2e674d37fe09d9ab9.jpg)
澄み渡る空気の情景溢れる空間に暫し留まると、心が洗われるようだ。
photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ