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北野天満宮もみじ苑茶屋(京都市上京区)

本年の「もみじ苑」の公開は後1日(11日)を残すのみとなりました。


京都市上京区馬喰町  「北野天満宮 もみじ苑茶屋」 【1613】



学問の神様 菅原道真公をお祀りし、全国天満宮の総本社としても知られる「北野天満宮」の秋の風物詩「もみじ苑」の公開が、今年も10月25日より始まりました。



「もみじ苑」は境内西側の、紙屋川に沿って豊臣秀吉が洛中洛外の境界と水防のために築いた土塁「御土居」の一部と自然林により形成され、シーズンには約300本の紅葉とともに錦色に染まります。




その苑内一角に期間中のみ、お茶屋さんが設けられています。



此処ではほうじ茶とお菓子が振舞われ、紅葉狩りを満喫した後の、穏やかな余韻と足の疲れを暫し癒してくれます。



また茶屋には2つの出店が並び、その向かって左手に在るのがお菓子を御調進している、明治41年創業の和菓子屋「老松(おいまつ)」さんです。



代表銘菓である御所車(ごしょぐるま)を始め、数々の和菓子が販売されていますが、お目当てはズバリ先程の「ふのやき 北野大茶湯  200円」です。



当初は門前の本店でも取り扱われていたものの、あまりの反響により生産が追いつかなくなり、結果苑内限定を余儀なくされ、更なるヒートアップを招いてしまいました。



このお菓子は、小麦粉を水で溶き平鍋に入れ薄く焼き、白味噌・山椒味噌・芥子の実などを挟む「麩の焼」を再現したもので、千利休が考案したと今に伝わります。



もっちりとした皮に白味噌の甘い餡が心地よく、仄かに山椒も効き、有りそうで無かった独特の素朴さが楽しめ、あれよあれよと2.3個は一気にペロリとイッテしまいます。 


初めは話題先行かと思いきや、いただいてみると、その古くて新しい独創性に衝撃を受け、何故5個しか購入しなかったかと後悔したほどです。   大袈裟ではなく来年は幾度か訪れ、大人買いをしたいと目論んでいます。  でも待ちきれんなぁ、、、

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