京都市中京区岩上通蛸薬師下ル宮本町795-1
「ラトナ カフェ (Ratna Cafe)」 【1662】
阪急京都線「大宮駅」を下車し出入口③から四条通に出て、岩上通まで東進し左に折れ、そのまま約250㍍上った右手に佇む、総二階の京町家が目印のスパイス系カフェです。
とは言え周りにも京町家が点在しているので、通りに掲げてあるこの看板を頼りに、辿り着くのが良いでしょう。
玄関先の土間にあたる部分にはレンガが敷き詰められ、そのイレギュラーな設えにおやじはチョイびっくりです!
右手の走り庭は厨房に取って代わり、棚には整然と器類が並び清潔感を放っています。
レンガに続く客間は板張りになっており、テーブルを照らすライトと坪庭からの光が交差し、しっとりと落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
カレー専門にしてはインドらしい調度品は少なく、スパイスを入れたガラス瓶と紅茶の箱が目に留まった程度でした。
坪庭も石柱に苔、カクレミノ(写真右の幼木)とシンプルな造りですが、独特の趣きを感じますよ。
メニュー表①
ベジタブルカレーについては時々の野菜の内容と、それを含めた全部の辛さの度合いを、丁寧にマスターが解説してくれます。
メニュー表②
コーヒーも紅茶も、拘りの逸品が連なっています。
メニュー表③
もちろんチャイも本格派で、アニシードやミント等、ディープな一服も用意されています。
「ベジタブルカレー 900円」+「ライス大盛り 100円」
1プレートにはカトリに入ったダルカレー(豆のカレー)と、野菜のおかず、玄米(白米も可)がのり、今日のメインは「カブのクリームカレー」でした。
ミルキーなクリームカレーは辛味も穏やかで、いただくと胃腸が活性化するのが分かります。 またフレッシュなパクチーが、エスニックさとリズム感を全体に与えGOODです!
インドではこの「レモン漬け」を、ライスにつけていただくんだとか。
チョンつけすると、爽やかな酸味が口内を駆け巡りリセットされ、その後のカレーがもう一段引き立ちます。
アフターの「チャイ」
茶葉の味わいとミルクの円やかさのコンビネーションが実に秀逸で、ネコ舌にも関わらず、一気に飲み干してしまいました。最高!
全てにおいて無駄のないシンプルな構成で、且つお店のコンセプトも明確であり、スパイス系カフェとしては京都でもAランクのパフォーマンスを感じ、久しぶりに全カレーをコンプリートしてみたくなりましたよ。 また来ます、ご馳走様!
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