1977年に2枚組のLPとして発売され、ビルボードチャート1位(バリー・マニロウ自身初のNo.1アルバム)を記録し、400万セット以上のセールスを記録した、伝説のライブ盤"
Live
"が2006年6月13日に再発売されました。
リマスター処理されて音質が格段に向上しているこの再発売盤には当時のLPに収録されていなかった、ジャジーな"Let Me Go"、名バラッド"I Am Your Child"、アルバムとは歌詞の異なる"Tryin' To Get The Feeling Again"、バリーのバックアップシンガーLady Flashのソウルフルなメドレー"Lady Flash Medley: Street Singin' / Nowhere To Run"、デビュー盤"
Barry Manilow I
"収録のファン垂涎の"One Of These Days"が収録されています。
Lady Flashのメンバーの一人Debra Byrdはその後もバリーのバックアップシンガーとして活躍していますが、現在は、アメリカの人気新人歌手発掘番組「アメリカン・アイドル」のボーカル・コーチとして有名です(バリー自身も2度ゲスト出演していますね)。バリーはソウルフルなナンバーを作曲・提供し彼女達を当時デビューさせました。結果、シングル"Street Singin'"はヒットを記録しているんですよ。
このアルバムは"Riders To The Stars"で始まりますが、77年当時のヒット曲を連発していてMr.アメリカとまで言われたバリーの勢いから、バリーこそが"Riders To The Stars"だと感じさせるライブ盤です。既に2枚組LPを持っているファンも、12年前に2枚組の邦盤CDとして発売されたのを持っているファンも、この再発盤は間違いなく
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買いです。
そしてこのアルバムを聴いたことのまったくない方、またバリーをただの「バラッドシンガー」だと思っている方、ポップスファンを唸らされる本作をぜひ手にしてみて欲しいです。バリーが単なるバラッド歌手ではないこと、だからこそ21世紀の今でも第一線で活躍し、今年発売された"
The Greatest Songs of the Fifties
"がビルボード初登場1位を記録した実力の程が理解できるのではないでしょうか?なお、"Copacabana"が大ヒットする以前のアルバムなので、当然"Copacabana"は収録されておりません。
音楽評論家、DJとして活躍されている矢口清治さんはこのアルバムで人生が変わったと仰っています。
Jittaさん、
イルカさん、
なおとさん、
いざべるさん、皆さん、ぜひ聴いてください。
なお、バリー書下ろしのミュージカル"Copacabana"は現在宝塚歌劇団によって大阪で上演されています。もちろんラスベガスでバリーのショーは定期的に公演中です。6月1日から行ってきたばかりなのに、もうラスベガスに戻りたい!
Copacabana 宝塚
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