時々眺める富士山

50肩と思い込む

9月になって、何もしていないのに、上腕部に筋肉痛を覚えるようになった。最初は軽いスポーツをした後に感じるような、ある種心地よい筋肉痛でもあった。ただ、何もしていないのに、今まで感じたことのない筋肉痛がするのに違和感はあった。

また、肩こりを感じ始めた。家族に以前からひどい肩こりを訴える者がおり、自分だけは細かい作業をしても肩が凝らないのを自慢としていたのに。

10月に入ると、両肩の関節痛がひどくなった。周囲からは50肩だと言われた。その年になれば、誰でも一度や二度はそんな痛みを経験するものだと笑われた。

その後、首に寝違えたような痛みを感じるようになった。首をスムーズに回すことが難しくなった。以前にも首を寝違えたことはあったが、それが1週間も2週間も続くことはなかった。

ただ10月中は、痛みの中心が肩の関節であったことから、50肩との自己診断はそれほど間違っていないように思えた。

しかし、ほどなくして肩の周辺の痛みが激痛に変わるとともに、下半身へまで痛みが拡大して行った。
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