時々眺める富士山

北海道と東北の大幅な低温偏差が継続している

2020年5月20日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計

2020年の年換算平年偏差  +1.24 ℃  平年値換算歴代順位   1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.31 ℃  前年値換算歴代順位   1位
前365日間の平年偏差    +0.90 ℃  前365日間平均歴代順位  2位

単純平均の365日移動平均 15.211 ℃
2020年4月25日の極小値15.196 ℃0.015 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃0.115 ℃下回る
(予測値 平年比 +0.72 ~ +0.81 ℃ 歴代順位 3~6位)
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は-2.48℃の大幅なマイナス偏差となった。15地点中飯田と伏木の2観測点を除く13地点で日平均気温が平年を下回った。山形の日平均気温は平年比―6.2℃、網走と石巻は同-6.1℃、寿都は同-5.2℃、根室は同-4.4℃で、東北と北海道の気温は大幅なマイナスとなった。ヤマセの時は日本海側はフェーンとなって気温が高くなるともいわれるが、今回は東北の太平洋側、日本海側ともに気温が低くなった。なお、昨日20日と今日21日の北海道と東北の低温は、2週間気温予報で当初から予報されていた。

一方で関東の低温は予想されていなかった。その2週間気温予報は24日以降の東北、25日以降の北海道太平洋側、27日以降の北海道全体の高温を予報している。

一過性であるにしても、この低温により昨年のこの時期の北海道の異常高温による日本全体の気温水準の情報は訂正されてきている。

今日の関東の気温は低く、北海道の内陸部には関東より気温が高い観測点がある。東北の日本海側の気温も、今日は上昇している。

今日は稚内のグラフを見る。

5月中旬以降、昨年比の緑線の急降下が目立つ。昨年比の偏差の年初からの積算がマイナス領域に入っている。昨年の稚内の6月の気温は平年並みだった。5月後半の気温が昨年のような異常高温にならなければ、平年比の黒線の形状は今後かなり変化するはずである。

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