Legend of Bs 2013 オリックス・ブルーウェーブ復刻第1試合。
今日は高砂で夕方まで仕事をしていたため,大阪の会社に戻らずそのまま直帰というか立ち寄りで運動公園へ。
そこは,懐かしいタイムスリップした空間というよりも,
いつものオリックスの神戸平日ナイターゲームが違和感無く行われていたに過ぎないような,そんな世界感でした。
D.J.KIMURAのアナウンスにネッピーが駆け回るフィールド。
D.Jことダグ・ジェニングスも何も変わっていないし。
そして,私達と同じくGS神戸のスタンドからオリックスを見つめていた野球少年,坂口智隆。
神戸国際大附属高校で放課後野球の練習を終えた後,ツレを誘って帰りに学園都市駅行きの山陽電鉄バスに乗って,グリーンスタジアムへ。
しかも,7回になるとタダになるのを知っていて,そこを狙ってスタンドへ駆け寄っていたとか。
三輪隆選手のファールボールをキャッチしてスタンドから拍手をもらったのが印象に残ってるそうです。
そんな少年が永遠の憧れだったブルーウェーブの一員として,このフィールドで駆け回っている不思議。
それだけの時間の経過と,時代の移り変わりがあったにもかかわらず,あの時の気持ちをすぐに蘇らせるだけの魔術がここに。
先発はBWユニフォームとして初お目見えとなった金子千尋。
2回に大引に初ヒットを許すほか,ほぼ毎回ランナーを許したものの,
要所要所で神掛かったような好守備でピンチを切り抜ける展開に。
(大引の応援団製作の横断幕「燃ゆる闘気」はハムの応援団へ譲られていました)
特に,初回は杉谷のピッチャー返しの強烈なライナーを反応よく千尋がキャッチ。
3回は2死1・2塁から中田の打球はサード・バルディリスがジャンピングキャッチ。
4回は1死2塁から大引の強いライナーをイデホがキャッチし,2塁走者も刺して併殺に。
5回は1死2・3塁から杉谷の浅いレフトライナーを川端がランニングキャッチし,2塁ランナーを刺して併殺に。
それでも球審の飯塚(元オリックス・ブルーウェーブ選手)の狭いストライクゾーン,
特に千尋の得意な低めのストレートを取らずに苦しめられ,5回までに80球を要する苦しいピッチングが続いていました。
今日に限って神戸は寒波に襲われ,気温は10度以下まで下がってしまい,ピッチャーのコンディション維持も難しいところだったかと思います。
打線も序盤はハム屋先発の中村からフライアウトばかりで淡白なものでしたし。
その展開を一気にオリックス側へ引き寄せたのは・・・
3回裏,先頭の安達の完璧な当たりはがレフトポール際への先制ホームラン。(オ1-0日)
さらには4回裏に,バルの四球,T-岡田のフェンス直撃2塁打から1死2・3塁のチャンスから
再び安達がレフト前へのタイムリーヒットで2点を追加。(オ3-0)
5回裏終了後は,花火の打ち上げ。
すると,千尋は6回以降急ピッチで調子を上げてくる貫禄のピッチングに。
この寒い中,球数が100球を越えてもストレートは常時140キロを超え,変化球の精度は上げてストライク先行の投球。
7回裏攻撃前は,リトル・ネプチューン。
ここからスタンドの応援もブルーウェーブ当時のテーマに。
ブルーサンダーの名に相応しく,デホが強烈な打球を三遊間に飛ばした
タイムリーヒットで更に1点を追加。(オ4-0日)
しかしハムは何故こんな余裕の表情なんだ。逆に不気味さを感じるわけで。
確かにハム打線も内容は決して悪くなく,千尋に対して粘りと確実なバッティングを仕掛けてくるわけですが,
8回表は先頭西川のセンターへ抜けようとする打球をセカンド後藤が低い体勢で掴んで素早く送球してアウトにする変態プレーで阻止。
さすが,これぞプロといえる対決が続いていました。
そして,120球を超えながらも,9回のマウンドに立つ千尋。
ここでもハム先頭小谷野がセンター前ヒット,続く中田は四球とノーアウト1・2塁のピンチに。
しかしながら,千尋は落ち着いてホフパワーをゴロに打ち取り,4-6-3の併殺に。
思えば昨年12月の,鈴木郁洋コーチのトークショーで
「金子千尋はピンチになっても,どういう形でアウトを取りたいかを狙ってやっている」という話がありましたが,
まさに今回調子の悪いホフパワーだけに,その千尋の術中に嵌ったのでしょう。
そして,最後は今日2三振を奪っていたアブレイユをここでも三振を奪って134球の力投に終止符。
背番号7・8・9の最強調子乗り外野陣。(守備位置は9・8・7ですが)
インタビューは投打のヒーロー,千尋&安達。
千尋は後先考えずに投げた結果,再三野手の好守備に助けられたとはいえ,
134球を投げ抜き寒風の中で完封したのは,エースたる証拠。
安達は大引の目の前で好調を見せ付けました。
大引もつい6年前はかわいいルーキーとしてこの球場でも注目を浴びていましたが,
これが冷徹なプロの世界ともいえます。
安達のユニフォームの汚れがいいね。
BW 4 - 0 Fighters
オリックス・ブルーウェーブがあったのは1991~2004年。私が12歳~25歳の時でした。
いつの間にか年を取っていたけれども,気持ちはあの頃と変わってないつもり。
久しぶりの再会だけど,いつものオリックス・ブルーウェーブだから。
あの頃も,なんか知らんが勝ってたよねって感じで。オリックスは強いなんて,当たり前やんか。
ただ,Aクラスの常連だったものの,勝てた試合を落としていたのもたくさんあっただけに,優勝にはなかなか届かなかったけれども。
だから,再び優勝するときは,9回裏2アウトからのD.Jの同点ホームラン,イチローのサヨナラタイムリーのような劇的な空間が生まれるはず。
長い退屈な低迷期をガマンしてきたんだから,きっとそういうのに遭遇するもんでしょう。
そんなことを思い浮かべさせられた,GS神戸開幕試合でした。
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
今日は高砂で夕方まで仕事をしていたため,大阪の会社に戻らずそのまま直帰というか立ち寄りで運動公園へ。
そこは,懐かしいタイムスリップした空間というよりも,
いつものオリックスの神戸平日ナイターゲームが違和感無く行われていたに過ぎないような,そんな世界感でした。
D.J.KIMURAのアナウンスにネッピーが駆け回るフィールド。
D.Jことダグ・ジェニングスも何も変わっていないし。
そして,私達と同じくGS神戸のスタンドからオリックスを見つめていた野球少年,坂口智隆。
神戸国際大附属高校で放課後野球の練習を終えた後,ツレを誘って帰りに学園都市駅行きの山陽電鉄バスに乗って,グリーンスタジアムへ。
しかも,7回になるとタダになるのを知っていて,そこを狙ってスタンドへ駆け寄っていたとか。
三輪隆選手のファールボールをキャッチしてスタンドから拍手をもらったのが印象に残ってるそうです。
そんな少年が永遠の憧れだったブルーウェーブの一員として,このフィールドで駆け回っている不思議。
それだけの時間の経過と,時代の移り変わりがあったにもかかわらず,あの時の気持ちをすぐに蘇らせるだけの魔術がここに。
先発はBWユニフォームとして初お目見えとなった金子千尋。
2回に大引に初ヒットを許すほか,ほぼ毎回ランナーを許したものの,
要所要所で神掛かったような好守備でピンチを切り抜ける展開に。
(大引の応援団製作の横断幕「燃ゆる闘気」はハムの応援団へ譲られていました)
特に,初回は杉谷のピッチャー返しの強烈なライナーを反応よく千尋がキャッチ。
3回は2死1・2塁から中田の打球はサード・バルディリスがジャンピングキャッチ。
4回は1死2塁から大引の強いライナーをイデホがキャッチし,2塁走者も刺して併殺に。
5回は1死2・3塁から杉谷の浅いレフトライナーを川端がランニングキャッチし,2塁ランナーを刺して併殺に。
それでも球審の飯塚(元オリックス・ブルーウェーブ選手)の狭いストライクゾーン,
特に千尋の得意な低めのストレートを取らずに苦しめられ,5回までに80球を要する苦しいピッチングが続いていました。
今日に限って神戸は寒波に襲われ,気温は10度以下まで下がってしまい,ピッチャーのコンディション維持も難しいところだったかと思います。
打線も序盤はハム屋先発の中村からフライアウトばかりで淡白なものでしたし。
その展開を一気にオリックス側へ引き寄せたのは・・・
3回裏,先頭の安達の完璧な当たりはがレフトポール際への先制ホームラン。(オ1-0日)
さらには4回裏に,バルの四球,T-岡田のフェンス直撃2塁打から1死2・3塁のチャンスから
再び安達がレフト前へのタイムリーヒットで2点を追加。(オ3-0)
5回裏終了後は,花火の打ち上げ。
すると,千尋は6回以降急ピッチで調子を上げてくる貫禄のピッチングに。
この寒い中,球数が100球を越えてもストレートは常時140キロを超え,変化球の精度は上げてストライク先行の投球。
7回裏攻撃前は,リトル・ネプチューン。
ここからスタンドの応援もブルーウェーブ当時のテーマに。
ブルーサンダーの名に相応しく,デホが強烈な打球を三遊間に飛ばした
タイムリーヒットで更に1点を追加。(オ4-0日)
しかしハムは何故こんな余裕の表情なんだ。逆に不気味さを感じるわけで。
確かにハム打線も内容は決して悪くなく,千尋に対して粘りと確実なバッティングを仕掛けてくるわけですが,
8回表は先頭西川のセンターへ抜けようとする打球をセカンド後藤が低い体勢で掴んで素早く送球してアウトにする変態プレーで阻止。
さすが,これぞプロといえる対決が続いていました。
そして,120球を超えながらも,9回のマウンドに立つ千尋。
ここでもハム先頭小谷野がセンター前ヒット,続く中田は四球とノーアウト1・2塁のピンチに。
しかしながら,千尋は落ち着いてホフパワーをゴロに打ち取り,4-6-3の併殺に。
思えば昨年12月の,鈴木郁洋コーチのトークショーで
「金子千尋はピンチになっても,どういう形でアウトを取りたいかを狙ってやっている」という話がありましたが,
まさに今回調子の悪いホフパワーだけに,その千尋の術中に嵌ったのでしょう。
そして,最後は今日2三振を奪っていたアブレイユをここでも三振を奪って134球の力投に終止符。
背番号7・8・9の最強調子乗り外野陣。(守備位置は9・8・7ですが)
インタビューは投打のヒーロー,千尋&安達。
千尋は後先考えずに投げた結果,再三野手の好守備に助けられたとはいえ,
134球を投げ抜き寒風の中で完封したのは,エースたる証拠。
安達は大引の目の前で好調を見せ付けました。
大引もつい6年前はかわいいルーキーとしてこの球場でも注目を浴びていましたが,
これが冷徹なプロの世界ともいえます。
安達のユニフォームの汚れがいいね。
BW 4 - 0 Fighters
オリックス・ブルーウェーブがあったのは1991~2004年。私が12歳~25歳の時でした。
いつの間にか年を取っていたけれども,気持ちはあの頃と変わってないつもり。
久しぶりの再会だけど,いつものオリックス・ブルーウェーブだから。
あの頃も,なんか知らんが勝ってたよねって感じで。オリックスは強いなんて,当たり前やんか。
ただ,Aクラスの常連だったものの,勝てた試合を落としていたのもたくさんあっただけに,優勝にはなかなか届かなかったけれども。
だから,再び優勝するときは,9回裏2アウトからのD.Jの同点ホームラン,イチローのサヨナラタイムリーのような劇的な空間が生まれるはず。
長い退屈な低迷期をガマンしてきたんだから,きっとそういうのに遭遇するもんでしょう。
そんなことを思い浮かべさせられた,GS神戸開幕試合でした。
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
金子ってやっぱり凄いですね!この試合もまさか完封するとは。安定感というか、ベースとなる実力に脱帽です。
ブルーウェーブをLiveで見たかったのですが、今年は8月に神戸観戦することにしました。
残りの2戦も頑張ってください☆