風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

盆休み北神戸ナイター #3

2013-08-20 | Bs現場レポ2013 
週末北神戸ナイター3連戦の最終日。


金曜,土曜に比べると,午後6時過ぎまで日差しが強く感じられました。



オリックス先発は,新加入のミルズ。
印象としては,2008年にいたコロンカと同じような印象。この投げっぷりが。
駐米スカウトのラロッカの好みは,こういうタイプなのかもしれませんね。

2008年の夏,彗星の如く現れたコロンカは,デビュー戦,当時最強だった岩隈を相手に堂々たるピッチング。
対等に投げあいました。
しかし,空振三振を取ったかと思いきや審判団が集まり,タイムがかかっていたとかでノーカウント判定
その直後の1球を元オリックスのシャーパーことナカシマにホームランを打たれ,それが決勝点となって1-0で敗れたものです。
私は東京三鷹に住んでいたので,J-SPORTS野球好きを見ながら悶絶していました。

しかし,デビュー戦で期待を寄せたコロンカでしたが,その後の試合で力を発揮できないまま,結局日本で勝ち星を挙げられませんでした。

ただ,あの頃のオリックスは変わらず弱かったんですけど,なんとなくここ数年の戦いぶりよりも野球観戦が楽しかったものです。
いつの間にか,チームの選手層も営業方針も本拠地も変わっていくにつれてファンも入れ替わりながら増えてゆき,
BW時代からを楽しんでいた私達とは価値観が変わってきているのかもしれません。






そういう意味では,この北神戸だけは,いつまでも変わらないでいて欲しいと願うもの。
当時はオリックス2軍もサーパス神戸という独立チームで,週末はマスコットのサマーやシルキーがいる風景に
馴染んでいただけに,今はもはや,変わり果てた姿なのかもしれませんが。







もう少し,お前の全力の守備を見続けたいと思ってるしね。



試合は4回裏に縞田のタイムリー2塁打で先取点を奪うオリックス。(オ1-0中)
縞田はここでは自分の力を出せてるだけに,さらなる確実性を身に着けて欲しいですね。




しかしミルズは,直後の5回表に四球で貯めたランナーをあっさり返してしまい,
試合は振り出しに。(オ1-1中)



好きな神戸の山間で好きな野球を見られる幸せ。



ただお前は,早くここから脱却しないとね。



1-1の均衡が続くこの試合,7回表に頭からの登板となった鴨志田が二死からランナーを抱え
満塁のピンチを迎えると弓岡監督は動き,古川がマウンドへ。

コントロールが課題の古川が,いきなり満塁の場面で登板してどうなるのか固唾を呑んで見守っていました。
対する中日,溝脇は来る球全て待ち構えていたかのようにファウルで交わして,10球以上粘りを見せる耐久戦に。


しかし,古川も根負けせず,最後はサードファウルフライに取って勝ち越しを許さず。
この芯の強さ,一軍首脳陣にも見てもらいたかったもんです。



このまま試合は終盤へ。


オリックスのチャンスが訪れたのは8回裏,武田・西川の連打にゴンゾーの四球で1死満塁とすると,バッターロッティーノ。
ロッティーは最近終盤のチャンスに滅法弱かっただけに,今日こそ・・と思う間もなく初球を叩くも浅いライトフライに倒れ,
続く縞田もキャッチャーフライに倒れて試合の流れを掴めず。

しかし,9回表さえ0点に抑えれば,負けはなくなるという展開でマウンドに現れたのは・・


待望の馬原孝浩。

そして,打席に立つのは恐らく私としても現役の姿を見るのが最後となる山崎武司。
オリックスにいるときは,よく伊原監督に逆らって揉めたよな。
楽天に行ってからは,ボロクソに打たれたよな。うちらとしては,完全なる天敵でした。
お前だけには打たれたくなかったし,散々打たれて果てしない悔しさを味わってきたけど,もう見納めなのか。

この馬原-山崎武司の対決時,これまで思い思いに雑談や野次を飛ばしていたスタンドの観客が
1球1球の対決にのめりこみ,誰も言葉を発することなく静寂に包まれるスタジアム。


しかし。


一瞬にして乾いた打球音とともに,痛烈な打球を左中間へ弾き返され,山崎は2塁へ。
山崎武司の打席を見られるのはこれが最後と悟ったオリックスファンから,沸き起こる拍手。

本音としては,抑えられないまま去られてしまう悔しさを味わうのか,という溜息も混じりながら。



その後,中田ブーちゃんにセカンドゴロの進塁打を打たれ1死3塁とされた後,
馬原自身の暴投によって決勝点を献上するという,感情が凍りつくような哀れな惨敗となってしまいました。
あの古川が,ピンチの場面で苦しみながらも絶対に点を許さないという意気込みで守ってきただけに,
9回になって決勝点をあっさり献上したのは,あまりにもガッカリ度が高かったわけですが・・・
オリックスに来たから,あの馬原でもそうなってしまうのか?コーチはロッテ在籍が長かった小林雅英でも。

この時代,当たり前にあるものが,いつまでも続くと思っていても,
突然失われたり,急変したりするのが世の常。
今はなきサーパス神戸の後継球団,オリックス2軍が,これからもここで選手を強化し,
夏場でのコンディションとロケーションを保てるナイター営業が続くように,できることなら協力したいものです。


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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。


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1 コメント

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Tはどこ? (ゆうすけ)
2013-08-23 00:09:56
この日私も北神戸に見に行っていたんです。55番を見に。
でも彼は出なかった。前日までは出て、割と打っていたのに。その後の2軍戦にも出てない。
T-岡田はどうしたんでしょう?故障?
気になります。
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