先週のニューヨークダウ平均終値は25,015ドル55セント、令和2年2月12日につけた最高値29,568ドル57セントから4,553ドル2セント、率にして16.4%の下落、つまり、それだけニューヨーク市場から資金がよその市場に逃避したか、あるいは債務返済の形で金融機関などの債権者が受け入れたと言うこと。この期間内、例えばFRBは4月9日に、従来は購入することの無かった格付けがダブルBの社債を購入してまで資金を市場に供給することにした。その規模、総額で2兆3千億ドル。邦貨換算で約250兆円前後というから日本の年間GDPの半分以上に相当する額を市場に投じてその動揺を抑え込む算段だが、先週のダウ平均の動きを見る限り、FRBの願望が満たされたとは言えないようだ。この金融緩和策で市場にあふれ出た資金は今のところゴールドに流れ込んでいるようだが、債務の膨張速度ががゴールドの上昇速度を上回ると人々が合意したら、それこそ債務爆発を生むのでは無いか。ちなみにニューヨークダウ平均は過去52週間で2月12日につけた最高値29,568ドル57セントから3月23日最安値18,213ドル65セントまで約35%の下落、そこからここもとの最高値6月8日の27,580ドル21セントまで上昇して現在、下降中。2月12日と6月8日の変動はマイナス6.8%、仮に今回の変動幅が前回の変動幅と同じとすると18,213ドル65セントの約93%で16,975ドル付近まで下落することになる。テクニカル的には既に5日平均線と25日平均線はデッドクロスを示現して現在、5日平均線が下降中。前回のデットクロス示現は2月24日付近で。その日の終値27,960ドル80セントから3月23日の最安値まで暦日で約1ヶ月の間に9,747ドル15セント下落している。前述したとおり4月9日のFRBによる資金供給策を市場が評価して踏みとどまるか、それとも再びうろたえて売りを浴びせるか、令和2年6月29日から7月3日の週が天王山になるのではあるまいか。
今日の朝刊のお悔やみ欄にある女性の父親の訃報があった。彼女と僕はかつての同僚で、僕は彼女に密かに好意を寄せていたが彼女に婚約者がいることを知って、諦めていた。お悔やみ欄には遺族として夫の姓になった彼女が施主として名を連ねていた。人妻となった彼女が幸福であって欲しいと、今、思う。
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