BSのグリーンチャンネルで再放送されている「競馬ワンダラー」という番組ご存じですか?
日本各地のかつて競馬場があった場所を、エンストを起こしまくりのワンダラー号という名の古いハイエース(確か数万円で購入したとか言ってた)で廻るというレアな番組。
この番組がとても面白くて一時期ハマってしまい、仕事から帰ってきてはだれやめしながら見てました。(おっさんか!)
その番組内で、指宿市の開聞山麓自然公園でトカラ馬を見学した後に南薩競馬場跡地を訪れます。
南薩競馬場は太平洋戦争以前(1939年)に廃止されているので知らない人も多いようです。(※競馬場レポート参照)
川辺町役場にも当時の記録が残っていなくて、役場にある優勝旗だけが唯一の証拠とのこと。
Google Mapの航空写真で見てみると、
競馬場跡地がはっきりと分かります。 山の中にこんなにきれいに楕円形の跡が残っているのも珍しいですよね。
というわけで、早速南薩競馬場跡地に行ってきました。
↓ 地図の① コースの内側は茶畑や農作物の栽培など
内ラチは竹竿でできた柵がありましたが、外ラチは無く、土手になっていたそう。(ガイド兼運転手の浅野さんが橋口調教師に聞いた話)
↓ 地図の② ホームストレッチ側 馬が走っていたところは右手側の杉の木が植えられている場所だったそう(番組より)
↓ 地図の③ ホームストレッチ側
↓ 地図の④ バックストレッチ
↓ 地図⑤ ホームストレッチ側の林の中には、もともとは観客席だった石段があります。5段あります。
↓ 地図の⑥ 木や草が根付いて見えにくいですが、こちら側も階段があるようです。
どうでしょう。
写真だとあまり伝わらないんじゃないかというこの想い…
動画撮影したのですが、YOUTUBEにアップしたらまたご報告をば。
競馬ワンダラーでは、南薩競馬場以外にも鹿児島競馬場跡地や鹿屋競馬場跡地、メイショウサムソンが育成された鹿屋軽種馬共同育成センターなども訪問しています。
廃競馬場についてはこちら↓のホームページが見やすいですので、あわせてご覧ください(^^)
そもそもなぜ川辺町が馬の生産地であったのか、なぜ競馬場がある環境だったかとというのは、川辺町風土記―川辺・勝目の歴史、行事、祭り、暮らし、自然を訪ねて(ISBN-13: 978-4861240850)の259ページを読んでいただけたらとてもよく分かると思います。
南薩競馬場跡地
鹿児島県南九州市川辺町下山田
駐車場無し