今日は朝から、出水市緑町のコンテナハウスのお菓子屋さん Tant Pour Tant(タンプルタン)さんに向かったんです。
お昼ご飯を、阿久根市の海の見えるレストラン「望海(のぞみ)」さんで焼き魚定食などを食べている間に、
Tant Pour Tantさんの場所を調べておこうとGoogleさんに聞いたら、
本日は定休日です、と。
うっそおおーーーー( ゚д゚)ーーーん
というわけで、
久しぶりの神社巡りにレッツゴー。
まずは、出水市の高龗神社(タカオカミジンジャ)。
あまり聞いたことのない「まむし除け」の神社、です。
高龗神社(タカオカミジンジャ)
所在地 出水市今釜町344番地
御祭神 天水分命(アメノミクマリノミコト)
御祭日 旧12月15日(現在は新暦で行う。)
由緒
天禄年間(1703年)、この地方は、干拓され美田となり、水田豊穣の神として奉祀された。
古より「まむし」除けの神として広く知られ、この地方には、まむしを見ることはなく、御祭神を仰ぐために遠くからの参拝者も多かった。
「まむし」除けに神殿床下の砂を持ち帰り散布し、神礼を受ける習わしがあった。
「八王竜王」(縦2尺横1尺)の扇額があり、延享元年12月吉日(1744年)溝口利兵衛成就寄進とある。
「八王竜王」の扇額
天水分命(アメノミクマリノミコト)は農業用水を分配する分水嶺(ぶんすいれい)の神です。神社の周りは人家もありますが、ほぼ田んぼですので、神様のお力添えもあっておいしい農作物ができるのかなぁと思うところです。
お参りを済ませて…
まずは、先ほどの神殿床下の砂って持ち帰るために、何か特別な扉などあるのだろうかと側面から見てみます。
他の神社と変わりなさそうですね。
この地方には今はまむしを見ることがないということなので、もう砂を持ち帰ることはないのかな。
社殿を眺めていると、梁のところに「丸に十の字」。
説明文には島津家のことは明記されていないけれど、出水は島津のお膝元だから何か縁があるんですかね?
出水の郷土史に書いてるかな。
鳥居建立記念碑、日露戦役記念碑、高龗神社建立碑などが並ぶ中、硫黄島戦没者顕彰慰霊碑の前に立った途端、
どこからともなく、
~♪わたしの~お墓の~ま~えで~泣かないでください~♪~
と千の風になっての曲が流れてきました。
慰霊碑の前に立つと、真後ろにあるスピーカー(写真右)の人感センサーが反応して曲が流れる仕組み。
まさかこの神社でこんな立派な設備に出会うとはっ。
そして、境内にある目を引く大樹。
クスドイゲ
西暦1877年(明治10年3月)西南の役で官軍が名古に上陸後、名古(現在は名護と表記)、今釜は神社をはじめ民家は焼き打ちされた。
その中で焼失を免れた一本の木が「クスドイゲの木」である。以来、131年の歳月にわたり「西南の役」を語り続けながらの生き字引となっている。平成20年9月25日
根っこ。
以前このブログで、えびの市の荒神堂のタブ大樹をご紹介しましたね。
そのタブ大樹も西南の役の兵火に遭いましたが、現在も外皮だけで繁茂しています。
このクスドイゲの木も焼失は免れたということですが、強い生命力で130年以上もの間この地域を見守り続けたんでしょうね。
次のブログは、菅原道真公を祀っている米ノ津天満宮をご紹介します(^^)/