花、昆虫、風景など

日常感じる季節の諸々を、花、昆虫、風景などを通じてアップしていきたいと思います。

府中

2007年06月17日 | Weblog
府中に故郷の森博物館と言うところがあった。

用があって連れ合いと府中市に来て
「仕事も終わったし、さあ、何処に行こうか。」
と言うことになった。
市の案内所が駅の近くにあったので、府中市の見所をお伺いした。
女性職員の方が色々教えてくださったのだが、駅前に、ちょうど”アジサイ祭”の旗が何本も立っていたこともあり、アジサイを見ようと言うことになった。
それで何処でやっているかお伺いすると
「故郷の森博物館で、入館料は200円、今日は開館しています。」
とのこと。
バスもchu-バスという市の運行するバスがあって100円で乗れるという。
一人300円の遊びならそれも良いかって言うことで、故郷の森博物館行きが決定した。

chu-バスは一寸小型のバスで乗るときに100円を支払うシステムである。
100円で何処までも走ってくれるので便利と言えば便利である。
3コースあって、結構走って居るみたい。
お気楽な性格なのでバス停の名前は忘れたが、確か「・・・稲荷」だったような気がする。
何処まで行くんだろうと心配になるほどいくつもの停留所を過ぎた後、赤い鳥居のあるところについた。
やっとついたかという思いで降りたのだが・・・・・。

市は多分ケイオーに遠慮しているのかも知れないが、降りてから博物館に行くのに一寸距離がある上に方向が分かり難い。
一体何処が博物館なんだ。
案内も何もない、結構不親切な停留所だ。
近くで屯(たむろ)していたおじさんたちに
「アジサイ祭りは何処ですか。」
と尋ねたところ、
「こっちだよ。」
と親切に教えてくれたのは良かったが、実は別の方向だった。
でもすぐに
「博物館に行くのなら、正面玄関はこっちだよ。」
と別の歩道を教えてくれた。
その歩道は自転車道と一緒になっており、側には”貸し菜園”のような感じのいくつかに分割されたような農地があった。

結構長い道を歩いた後、博物館の玄関が見えてきた。
側にはケイオーの停留所があった。

何故か前置きがすごく長くなったんだけど、市の方としても苦労はして居るんだろうけどねえ、これでは一寸・・・。

とにかく何とか博物館には着いた。
ここにはプラネタリウムも併設されていた。
目的はアジサイだったのだが、厳めしい構えのチケット売り場で200円の券を買って入場した。

入ってすぐの所にプラネタリウムがあり、食堂もあった。
そこを通り過ぎて歩いていくと、古い建物が見えてくる。
結構様になっている。
アジサイは何処にあるのだろうと思いながらも、もしかしてこれが博物館?と思い始めた。
後になっての想像だが、この博物館はどうやら建物博物館だったのかも知れない。
博物館という名前だけで、内容も聞かずには来たが、結構満足できそう、なんて思いながら写真を撮らせて貰った。

館内はすごく広い。
そこに古い建物がいくつも移築されていた。
そしてあちこちにアジサイが植えられていたのだ。
これがアジサイ祭りなのか、そう思いながら建物とアジサイのハーモニーを楽しませて貰った。
アジサイの種類は決して多いとは言えない。
しかし様にはなっている。
風が強く、それなのに暑い日ではあったが、最後の休憩所では気持ちよく休ませて貰った。
これで200円なら安い。
そう思わせる安らぎのひとときを過ごし、レストランに帰ると16時20分になっており閉店となっていた。(16時閉店だった)

館内の展示を一回りみて帰途についた。
出てみて気づいたのだが、ここにはビール工場の見学もあったみたいだ。
惜しいことをした。
一度ビール工場というのを見学してみたかったのだが・・・。
次に来たときは行ってみよう。
そう思って、ケイオーのバス停を過ぎ、長い道を歩いて再び「・・・稲荷」のバス停に着いた。
歩くのは嫌いじゃないから別に不満には思わなかったが、chu-バスの停留所への案内が全然なかったのには驚いた。
降りたところに歩いていけよ、市職員のそんな声が聞こえてきそうだった。

しかしまあ、結構金をかけた博物館みたいだし、アジサイ目的で来た自分にはそれなりの満足は出来た。
総じて、可も無く不可も無くの府中市観光だった。