はい、こんにちは。
夕方にコロナいじめの話を書いたんですが
ついに岩手県でもコロナウイルスに感染した方の発表がありましたね。
マジで、吊し上げ、特定、いじめ、嫌がらせはやめてください。
願うばかりです。
さて、思い出したかのように会社員時代の体験談を書きますね。
2010年から地元の農協に勤務していましたが、
諸事情により、2017年の春に退職しているのです。
何故かと言うと、別の県の農協(以下、B農協)に「正職員」として採用されたためです。
実は地元の農協ではずっと非正規職員として働いていたのです。
これにもいろいろ事情があったのですが、別の機会に書きます。
で、その年の4月からB農協で働くわけですが、嫌になって11ヶ月で辞めたんです。
理由がいくつかありました。以下に列挙していきます。
①毎月少なくとも5・6人は退職者があり、11ヶ月間に人事異動が4回もあったこと。
まあ、後述する理由が原因かと思いますが、とにかく退職者のバーゲンセールです。
かと言って新たに入ってくる人もいないので、人の配置換え入れ替えが激しかったです。
私は農薬・肥料の担当をやってましたが、業務を教えてくれた先輩の第一声が
「僕、6月で辞めるんスよねー」でしたからね。えっ?って感じでしたね。
②タイムカードが手書き&時間外手当は一切出ない
↑こちらが当時のタイムカードです。
ほぼボカしてありますが、右上の赤い丸枠みてください。
手書きで出退勤時刻を記入して、印鑑を押すスタイルのタイムカード、っていうか出勤簿ですね。
しかもこの出勤簿が極悪なのは、「鉛筆で書かせていた」ことです。
正しい出退勤を記入しても後ほど定時に書き換えるための措置だったと思います。
数々のブラック企業を渡り歩いた私も、このスタイルのタイムカードは初めてでビビりましたね。
※退職するまですべて写真に収めましたが、結局労基には行かずじまいでしたね。
退職者が毎月大量発生し、個人個人の負担と残業が増加していくも
鉛筆手書きのタイムカードは書き換えられ、残業代は一切出ないというのが
やる気を奪ったり、モチベーションを低下させるのは間違いないですよね。
で、また退職者が増えるというバッドループですよね・・。
③いきなり自爆をすすめられた。
農協では、JA共済という保険商品を、全職員(正職員のみ)がノルマを課され、
契約を取ってくるわけです。毎年毎年。
で、田舎だと人口はどんどん減っていくばかりで、パイが縮小していく。
さらにみんなJA共済に加入しているので、もう入る人がいないみたいな環境にも関わらずです、よ。
なので、メリットが有るのか無いのかわからない掛替を勧めたりするって話も聞いたことあります。
こういう環境の中、ノルマが達成できないと自己加入してノルマ必達させるのです。
これを「自爆」と言います。
で、私は自爆は嫌だったので、所属店舗の所長にその旨を伝えると
「最初はみんな自爆するもんだよ」と平然と言ってきたのに驚きました。
加入の強要じゃないかと。コレって。
「いやいや最終手段として自爆ならまだしも、いきなり自爆はありえない」
「せめて担当エリアを回らせて営業させてくれ」
と食い下がりましたが、所長の返答は
「人が少なくて一緒に回る時間もない」
「ここのエリアはもうみんな加入しているから回ってもムダ」
みたいな感じでした。
結局なし崩し的に自爆させられました。
で、追い打ちをかけたのが
農薬肥料の部署で一緒に仕事してた
Tさんという仕事のできないおっさんと共済の話をした際に
「オレ、年間300万くらい共済掛金払ってるよ」とまさかの発言が・・。
別の人から噂で聞く限りTさんの手取りは年間で500万近くあるらしく
そのうちの300万くらいが保険料で潰えると・・。
もっと衝撃的なのが、Tさんは独身ということです。
普通独身男性が年間300万掛ける保険に入らんじゃないですか?
貯蓄型の保険って可能性もあるとは思いますが、それにしても月25万ですよ。
そんな保険に入りますかね?
どうやらTさんは毎年ノルマ達成できないらしく、自爆保険をかけ直して
保障内容は同じでも金額が上がるパターンなのだと察しました。
初年度から自爆を強要させるような職場ですから、
自分もTさんのようになる可能性があると思いましたね。
※自爆した保険は辞めたその日に速攻で解約しました。
④個人のメールアドレスが付与されない、なんならパソコンもない。
仕事のやり取りで会社から個人メルアドって付与されますよね、普通。
ですが、この農協は個人メルアドが付与されるのが課長以上という謎ルールでした。
その上に、一人1台パソコンも与えられず、しかもパソコンはネットにすら繋がっていないものもありました。
いったいこの人達はどうして仕事しているのだろうかと、驚きを隠しきれませんでしたね・・・。
⑤業務携帯も支給されない。
20代に勤めたエステ経営会社、美容ベンチャー、ともに業務携帯など支給は無かったですし
個人の携帯で仕事の電話をどれほどしても携帯代ももらえませんでした。
地元に戻って農協に入って初めて業務携帯を支給され、驚いたものです。
「やっぱり農協はそういうところがちゃんとしているな」と思ったものですが、
B農協は業務携帯の支給は無し。無いんですかと上司に訊くと、
「そんなもんあるわけない」と軽ギレ調で断言されました。
営農指導員など外に出る人は確実に個人携帯で仕事の電話をしなければならず
そういう人に確認したところ、携帯代も出ないということでした・・。
元気が出るテレビの「こんな〇〇は嫌だ」みたいになっちゃいましたが
主には上記5つの理由で、退職を決意しました。
①〜⑤すべてが、職員の士気低下に直結する大問題だと思うんですけどね。
ちなみにこのB農協は過去に職員による億単位の横領事件があったそうです。
まあ、そういう行為があっても仕方がないかなーと思わざるを得ません。
※無論、横領はあってはなりませんよ!!
しかし、2017年の現代に、こんなむちゃくちゃな会社(しかも農協)があるのだなと衝撃でした。
いちおう田舎では市役所に続いて勝ち組認定されがちな農協が上記実態ってことで
そのギャップもあり体感的には最もブラックな職場だったと思います。
ダラダラと長くなってしましましたが、比較的最近の体験談でした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。