ちょっと聞いて下さいな。

わたし、母として女として思うこと、つれづれ。そしてときどき中国。

ちょっとうれしいこと。

2012-01-24 20:00:45 | 日記
仕事上がりは午後4時。
エレベーターで1階に降りる途中、
電話が鳴った。

『もしもし~えへへ』
調理師の彼だった。
『シゴト終わった?ワタシいま、〇〇〇のソバにイルヨ。
市役所イクトチュウ。アナタドコ?』


〇〇〇は職場の隣のデパート。
素直に嬉しくって、すぐに外へ飛び出し彼を探した。

『10ビョウでツクヨ!』

と、横断歩道の向こう側に、自転車でこちらに向かってくる
笑顔の彼を見つけた。
仕事上がりだろう。前髪に帽子の跡がついて
可愛くカールしていた。

『新年好(あけましておめでとう)!きのうギョウザ食べた?』
昨日は旧暦のお正月。中国ではこちらの方が盛大にお祝いされます。

『デンシャの時間、ナンジ?ダイジョブ?』
私を気遣いながら自転車を押して歩く彼。
私の時間がなかったので、ほんの100メートルを一緒に歩いたくらい
だったけど、彼がはにかみながらも真っ直ぐに私をみて、
拙い日本語で一生懸命話してくれるのが嬉しかった。
ときおり中国語になるもの可愛かった。

じゃあ、と別れる際に。
『有時間、我men一起去chi飯ba!』(時間あったらゴハンいこうね!)
と、お箸でご飯を掻きこむ仕草を私に投げる彼。
『恩、好的』(りょーかい)と、返す私。
信号待ちの私を、何度も振り返りながら気にしてくれる彼。
『小心!』(気をつけてね)

わかってるって~、嬉しいなぁもう!
中国人男性のこういう優しさがたまらない。
思えば私も結構振り返ってたな。

そんな、ちょっと嬉しい数分間でした。
こうやって書いてみると、中学生みたいだな。


もういろいろと忙しすぎて、
癒してくれる人に弱い最近の私。