2021/12月現在、韓国の次期大統領選挙戦の中の与党候補の李在明氏の日本への態度は簡単に言えば、「日本が過去の植民地支配の反省と謝罪を継続すればよい。」とのことのようだ。
日本による朝鮮半島の植民地支配・いわゆる「従軍慰安婦問題」・「徴用工問題」(正確に言えば「徴用工」問題と「応募工」問題であるが。) については十分な謝罪と補償がされたかどうかの問題は別としても日本側に多少の道徳的瑕疵があると言えなくないが(従って日本側の妥協の余地が全くなくはないが)、「竹島問題」については韓国側は日本による竹島領有が日本の植民地支配の始まりの象徴的なものとの考えに対して、日本は植民地支配とは全く関係ない単なる領土問題と考えているので日本側の妥協はあり得ないとの状態となっている。つまり、日本が竹島は日本の領土だと主張することは韓国側にとっては「植民地支配の反省がされていない」とのこととなる。
日本が国家である限り、竹島が日本の領土でないと言い出すことはないであろう。これは結局、与党候補の李在明氏とって「日本は永遠に過去の植民地支配の反省と謝罪しない。」とのことになる。次期韓国大統領が誰になるかは今時点では不明だが、おそらく韓国国民の考え方も同様と類推する。
植民地支配・いわゆる「従軍慰安婦問題」・「徴用工問題」の3つの問題と「竹島問題」は次元の異なる問題であるという日本の理解は永遠に韓国には理解不能と考えられる。よって、日韓関係の和解は永遠に不能だろう。