日々雑感

ノーベル物理学賞の真鍋淑郎さんは日本人だけど日本の研究システムの外の人、喜んで良いのか? 

2012/10/6に真鍋淑郎さんのノーベル物理学賞の受賞が決まったようだ。日本人の受賞に祝賀ムードだが、日本が喜んで良いことではないのではないか?

確かに真鍋さんは日本で生まれたが、ノーベル賞の受賞はアメリカでの研究に対してのものだ。つまり日本の研究システムは受賞に全く寄与していないのだ。

アメリカには世界中から優秀な人材を集め、それを生かすシステムを持っている。(だから人種差別に反対するのだ。建前ではあるが。) 今回の真鍋さんの受賞はそのアメリカの持つそのシステムへの評価ととるべきで、単純に日本人だからということで受賞を祝賀するのは全く愚かなことと思う。日本は日本人の優秀な人々を国内で生かすシステムをまず作るべきで、それが出来ていないことを反省するというのが、今回の受賞に対する正しい態度であると思う。
日本人でなくても海外の優秀な人間を日本国内で生かすシステムもあるべきだが、日本人の優秀な人を生かせないなら、海外の人はもっと無理だろう。

アカデミックな研究のみならば、日本国内にこだわらないで全世界のどこでも研究成果がでれば良いとの考え方もできるが、実際には研究は産業化・特許と関連していてその国の産業力の強さとほぼ同等だ。

いまどき、国の産業力をうんぬんするのはもうはやらないとの考え方もまた別に存在するが.........。
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