日々雑感

”慰安婦像、米独で設置の動き”

10/21/2022の時事通信にて”慰安婦像、米独で設置の動き”とのタイトルで米独で従軍慰安婦像の設置が進んでいることが報じられた。これらの従軍慰安婦像の設置は米独現地の韓国系住民によって推進され、設置理由は「戦時の性暴力をなくすることを願って。」とのことになっているとのこと。説明書きには旧日本軍の従軍慰安婦についてのみ書かれて韓国軍がベトナム戦争時に行った戦時の性暴力については書かれていないとのことである。

一番最初に思うのは、「今現在」ウクライナでのロシア軍による強姦・拷問・略奪・一般市民の虐殺がとりざたされている中で、これらに対して行動せず77年前の旧日本軍の”性暴力”を取り上げるか?との 疑問。

像設置は「戦時の性暴力をなくすることを願って。」との理由とされているが、旧日本軍の”従軍慰安婦”についてのみ記述し、韓国軍のベトナムでの戦時の性暴力には触れず、かつドイツに於いてはドイツ軍が最二次世界大戦中に行った占領地の女性を強制連行して作った従軍慰安婦制度にも触れないことは、これは日本に対する一種のヘイトスピーチと考えることができる。

”従軍慰安婦”については韓国の運動家は”性奴隷”という言葉を使いたがるようである。アメリカに奴隷制度があったとき、南部の農場主は若い女性の奴隷を犯し、子供を産ませ、その生まれた子供が農場主の子供であることが分かっていても奴隷市場で売却することもたびたびであったという。(ハリウッド映画にもこのことはいくつか描かれている。リチャード・フライシャー監督 「マンディンゴ」など)まさに性奴隷であり、悪徳そのものと言っていいことだ。
アメリカに於いてこのことも触れず、韓国軍のベトナムでの戦時の性暴力にも触れず、旧日本軍の”従軍慰安婦”のみに触れて像を設置することは日本に対する一種のヘイトスピーチと考えることができる。

現在ベトナムは韓国による投資への経済的配慮から韓国軍のベトナム戦争時での性暴力について大きくは取り上げていないが、今から10・20年後ベトナムの経済状態がそれなりのレベルに達した後、旧日本軍の性暴力にのみ触れ韓国軍のベトナム戦争時での性暴力に触れていない”慰安婦像”をベトナム人は国際的なレベルで嘲笑し始めるであろう。

(実は上記所感には二番底があり、「”従軍慰安婦”の世界中での新規設置に対しては日本の(悪い)過去の克服へそれなりの原動力となる可能性がある。」という部分があるのだが、これについて書き始めると大変迂遠になるので書かない。一つだけ短く触れれば日本にとっても世界中の(他国民や自国民に対しての)(悪い)過去を持つ国々でも勿論韓国にとっても「(他国民や自国民に対しての)(悪い)過去の克服」というものは非常に困難なことだ。日本のみが過去を克服できていないわけではない。)(2022/10/24)
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