2022/10/28付けで”韓国海軍、海上自衛隊国際観艦式に参加”との報道あり。基本的には”観艦式”というものが馬鹿らしいものだとは思うがとりあえずそれは横に置いておいて、韓国の一部で問題にされている”旭日旗”の件について述べたい。
韓国では”旭日旗”が日本帝国主義の象徴として一部の人たちの間で問題にされているようだが、これについての一番の疑問は”確かに第二次世界大戦で日本人・日本軍は”旭日旗”を掲げて各国を侵略したけれど、同時に”日章旗”も掲げていたはずなのだが、”日章旗”は問題としないのか?”とのこと。”旭日旗”反対の論理的な理由が分からない。
韓国軍の船が日本での観艦式に参加すれば、日本の旗艦に”旭日旗”が掲げられているので、韓国海軍の将兵が”旭日旗”に向かって敬礼することになる。ということは少なくとも韓国政府としては”旭日旗”を問題にしないということに近くなる。日本の自衛隊が韓国での観艦式に参加しようとしたときに”旭日旗”をあれほど嫌っていたのに、どうしたのだろう?との疑問は大きい。
前に韓国でのノージャパン運動(日本製品不買運動)があれほど盛り上がったのに今ではユニクロの韓国での売り上げは元どうりで、日本向け旅行が盛況になっている現象と同じで、論理的な一貫性はどこにあるのだろうと思うのは私一人ではないように思う。
韓国で”旭日旗”を問題とする人は、中心部から放射状の線が回りに延びているデザインを全て問題としているようだ。例えば、”ダンボ”の映画のポスターでサーカスのテントをイメージしている中心から放射状に伸びる線をもったデザインをも問題としていた。
実は”旭日旗”のような朝日を象徴化したような中心から線が放射状に伸びるデザインはかなり普遍的なもので世界中に存在するものである。(例えばアメリカのアリゾナ州の州旗)
これを日本の帝国主義と結びつけナチスのハーケンクロイツと同様と主張することは、世界的な普遍的デザインを検閲しようとすることであり、また日本に対する一種のヘイトスピーチと言える。
実際に日本で観艦式が行われたときに、”旭日旗”に敬礼する韓国海軍将兵の写真がおそらく出るだろうがその時に韓国での反応はどのようなものになるのだろうか?(2022/10/29)