中国が香港に対して国家安全法を導入した。香港は一国二制度にて中国本土とは違う制度とすることになっているが香港が中国の一部であることは間違いなく、その意味では香港にて適用される法律に他国が物申すのは内政干渉である。返還時の英国との約束でも一国二制度がどこまでの範囲で適用されるかは明確となっていなかった。今回の国家安全法に対しての他国の論評に中国が過敏になるのは一理はあると思う。その上で言えば、今回の国家保安法は中国国民でなくても適用されるし思想信条を取り締まるものでもあるようなので、行き過ぎた法であるとは言える。
私は中国政府のチベット政策やウイグル政策には反対である。ということは(理論的には)私が香港へ行けば逮捕される可能性はあるようだ。私のような影響力のない人間に適用するとは思えないが、やはり気軽に香港観光へ行くのはためらってしまうことになりそうだ。