日々雑感

広島原爆投下と国際法違反

原爆投下は不要であったとの記事がアメリカの新聞に掲載された。勿論軍事的には不必要であったことは明確である。

アメリカでは一般に”原爆投下が米国軍人と日本軍人と日本人の命を救ったので正しい”ことになっている。救われた米国軍人の見積もり数には諸説あり、5万人から100万人の間で幅があるが、政治家でなく軍人による見積もりの約5万人というのが正しいようだ。つまり米国軍人5万人を救うために日本の民間人を10万人以上を殺傷したわけで、これは国際法違反である。東京大空襲を指示したアメリカの軍人はそれが明確な国際法違反であることをわかって行っている。原爆投下も国際法違反であることは、それを指示した者はわかっていただろう。
無論、日本による重慶爆撃も国際法違反である。

戦勝国の国際法違反は通常裁かれることがないのでアメリカは国際法違反に鈍感である。世界全般にわたる国際法違反の介入につながっている。
広島や長崎でのアピールには、原爆投下が国際法違反であったことをもっと明確にするべきではないだろうか?

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