2024/4/22付けの共同にて「元慰安婦遺族、中国で初提訴 日本政府に賠償・謝罪要求」との記事が出た。なかなか興味深い記事である。韓国での日本政府提訴を見た上でのこととのこと。中国の裁判所が訴状を受理するかはまだ不明のようだ。
全てが中国共産党の統制下にある中国でのことだから、訴状を受理するかどうかは中国政府の思惑次第だろうとはだれもが思うことだ。そして、もし訴状が裁判所に受理されれば、これまでの韓国での同様の裁判を見ればどのような結果になるかは誰の目にも明白であろう。
もし裁判が始まったとして日本国政府が主権免除を主張したところで、もともと南シナ海での島々の領有権に関しての国際司法裁判所の判決を無視する中国政府であるから国際法うんぬんを言ったところでなんの役にも立たないのは明白だ。
結局、西欧諸国+日本にて中国包囲網を作ろうとしているところに対抗して、日本に揺さぶりをかけるのにこの件が有効かどうかを中国政府がどう判断するか次第でこの裁判が始まるか(始まれば必ず日本政府が有罪となる。)どうかが決まるのであろう。
中国にてこの裁判が始まればもちろん日本政府が有罪となるだろうから、それを受けて韓国での例にならって「中国人従軍慰安婦像」や「日本軍に虐げられた中国人民の像」などが製作され、中国各地や世界中のチャイナタウンなどにたくさん設置されると良いと思う。
その像を見て世界中の人々が以下のように自問するきっかけになればよい。
”はたして自分たちの手は汚れていないのだろうか?”
(2024/4/24)