
JR中央線定光寺駅前です、尾張藩祖の霊廟は山の上にあり、ここは最寄の駅です

明治33年(1900)国鉄中央線は名古屋~多治見間が開通して、昭和の高度成長期まで多大な貢献をした鉄路は、大量輸送時代に入り複線電化され新線が建設された為、、昭和41年、13基のトンネルは廃線、藪の中に忘れ去れてしまいました(案内文から)

40年間、藪の中に眠っていたトンネル群を愛岐トンネル群保存会再生委員会が、春秋2回一般公開しています

レンガ積みを基本とし、廃線後全く人の手が入らなかったにもかかわらず、半世紀を経てもレンガの崩落がほとんど見受けられず、ほぼ原形の姿のままである事は特筆すべきなのだそうです、トンネルを抜けると大きなモミジの木があり、鮮やかに染まっています

地面にはモミジの枯れ葉がじゅうたんの様に敷き詰められて木洩れ日が差し、影絵が写っているように見えます

藪の方から見ると明るいモミジが照明を当てた様に見えます

四つのトンネルが一般公開されて1.7km区間を往復で散策です

休憩所ではお弁当を広げた人々で賑っています

明治の職人が今に伝える赤レンガの威容も、D51が通過すると天井、側壁と数10cmの余裕しか無く、当時の機関士さんは壁に手が届いたそうです、今も煙のスス跡が残るトンネルです

公開区間の終点、愛岐渓谷の気持ち良い散策でした