Xーrated

横浜南部を根城に活動するバンド“X-rated”メンバーによる活動状況や日々感じた事を発信するブログです。

キオクノカタチ番外編~ワタクシゴト~

2010-04-19 22:29:52 | 履歴書


キオクノカタチ番外編 ~ワタクシゴト~


え~、最終回の前に、
このブログ管理人であり、X-ratedのボーカルでもある、私「まさーる」について、簡単ですが纏めてみました。


横浜南部のある都市、
通称「サザンダンシング・ヒル」

自営業一家の長男として生を受け、
私が1歳になる頃この地に引っ越してきました。

私の母は、
十代で私を宿し、出産した為か、
世の中への逆らい癖が身についていたのか、

ハッキリしませんが、

ある程度育った私に「パタリロ」を買い与えました。

幼稚園児にして大好きな漫画がパタリロという
もし、自分に子供が居たら「なんかやだな」って感じの子供がスクスクと育ちます。

そして遺伝子を共有する従兄弟達とクックロビン音頭を踊ったり、
漫画に登場するゴロのよい台詞を意味も分からないまま連呼したり、

「きゃ~、ひわい」とか、
「変態飛行~」とか、
叫びながら走り回っていました。

そんな私に、音楽で感動して、号泣するという出来事が発生します。
忘れもしない小3の一学期
私は勉強が大嫌いで、担任のねーちゃんも大嫌いで、
問題を起こしては、母が呼び出され、
しかし母は、私が正しいと信じてくれていたので、叱られた事はありませんでしたが、

(違う悪行には、かなり叱られましたが…。)

そんなある日、大量の課題を出された私はやる気にもなれずふてくされていると、
当時発売したばかりのウォークマンで、
母があるフォークトリオの歌を聴かせてくれました。

それはピーター・ポール&マリーのデビュー曲「レモン・トゥリー」でした。


聴いた瞬間から涙がバケツをひっくり返したように溢れ、
何度も何度も巻き戻しては聴き続けました。

結局、課題はやらなかったのですが…あくまで記憶ですが。

で、今まで音楽といえばアニソンにしか興味が無かったJSが、洋楽に目覚めた訳です。

そして私はFMラジオを聴くようになり、
最初にファンになったのが、デビッド・ボウイでした。
初めて買って貰った洋楽のカセットは「世界を売った男」でした。
(確かレコードじゃなかったような、もしくはレコードからダビングしてもらったか、記憶が曖昧ですみません。)

今でもあるか分かりませんが、当時は、オンエアされる曲が一覧となって掲載されているラジオ版テレビガイドのような雑誌があり、
母から強引に譲り受けた数本のカセットテープに
チェックしたお気に入りの曲を録音するようになりました。

今考えるとですが、
多分自分が好んで聴いていたラジオ番組は、70年代ブリティッシュ寄りで
いわゆる80年代MTV的な曲を聴くようになったのは、本当に最近で、
最近お気に入りのマイケル・ジャクソンを聴くようになったのも、
映画「THIS IS IT」鑑賞後でした。

話が逸れました。

そして、パタリロの後に、私のもう一つのターニングポイントとなる「ボヘミアン・ラプソディー」に出会う訳です。

それは小四の秋
私は畳にマジックでメモ書きや落書きする痛い少年に成り上がりましたが、

初めてボヘミアン・ラプソディーを聴いた時は思わず笑い転げました。

しかし、何故か胸に突き刺さり、この曲が気になって気になって、
まるで溢れる性欲をイケナイ方法で解消しようと企てているような心境でした。

幸いラジオガイドがあった為、
聞き漏らした曲のタイトルとバンド名が「クイーン」である事は、
畳に走り書きしたメモも手伝って、
再会は直ぐ果たせました。

涙こそ流さなかったものの、
間違いなく、私が一番聴いた曲になっていきます。
瞬間瞬間毎に、感動が詰まった名曲、素晴らしいの一言です。

当時デビッド・ボウイを
70年代初期と80年代後期とでは、
同姓同名のミュージシャンだと勘違いしていた私、
当然クイーンというバンドのメンバーやビジュアルを知らないし、知ろうとする権利さえ、放棄していた為、

「あぁ、女性が参加しているバンドなんだなぁ」と勝手に思い込んでいましたが、
数年後、女性が居ないどころか更に驚いた様子は想像に難しくないと思います。


私は、なかなか好きにならない体質ですが、
一度好きになると、周りは一切無視して好きであり続けるという
非常に有り難い性格をしています。

クイーンもパタリロも
今でも変わらず、
いつ何時、これらの作品に触れても
必ず何がしかの発見や閃きを与えてくれます。

フレディーは文字通りお星様になってしまいましたが、
残されたメンバーはファンの為に活動を続けていますし、
パタリロは未だに連載中で、
下世話さとマイノリティな趣向と美意識なパワーが衰えるどころか、
益々旺盛になっている気がします。

私も負けないように、
マイノリティに熱狂的に愛されるような作品を残せたらなぁ、
と思っています。


以上です。
それでは、キオクノカタチ最終回、お楽しみにね。

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