今年最後の日記。
私のXS250Specialという単車は所有する事を夢見ていた私を労う気持ちから妻よりの贈り物で、有り難く頂いた愛車である。
兎角、私ができる範囲で可能な限り大切にメンテナンスや長持ちするようにコストをなるべく抑えて身体の持つ限り大切にしたい。
未だ短い間の付き合いだが、ダメになった箇所はメンテナンスのしやすいパーツ等に切り替えてでも所持し続ける事に重きを置くべきだと徐々に思い始めている。
例えばエアクリーナー。ボックスも綺麗。乾式エレメントも新品が入っている。しかしながらエレメント含め純正パーツが手に入りにくくなっていくのは時代の流れであり、変化には付いていきたい。
勿論、パワーフィルターにしてしまえばメンテナンスも楽になる代わりに繊細な機械類にゴミ等が入り込み易くなるのも理解している。
生活環境が大きく変わる為、純正パーツは残しながら、リプロパーツ等の手軽に購入できる部品に頼る選択肢も視野に入れよう。
特殊な工具類以外はひと通り揃っているのだが、私の建築技術が役に立つ範囲は限られている。
見栄え良く美しい仕事をこなすように心がけているが、バイクや車に限っては探究心が及ばない性分(単に精密機械に疎い)が、なかなか本来の姿を留める事の継続が難しい原因だと自負がある。
現在、決して田舎ではない場所に住んでいるので春までに大阪は守口市にある421という旧車の扱いを得意とするオートバイ商いを経営しているお店に勇気を出して顔を出し、72ヶ所点検というものを受けたいと考えている。
というのも春先には購入した古民家に引っ越し、バイク屋さんが市内に一件という田舎に引っ越すからだ。
そこで仕事を頑張って、再来年にはUCGという東京にあるとされるXSを特に得意とするお店に入院させていただき、各種オーバーホール等、消耗品や著しく傷んでいる箇所を半年程に渡ってお願いするのを目標としたい。
この日記を通してXS250SPに詳しい方ともお知り合い未満の関係にもなっていただいた(正しくは自分の存在を認識していただいた)という事もあり、非常に幸せに思う。
もう純正に近い形状を保てなくなった暁には、野蛮な外観、粗暴な取り付けなどを施した単車になっても内臓が元気であれば良いと妥協もしていこうと考える。
閲覧している方が少数であろうが感謝をしており宣言ともさせていただくような今年の締めくくりの日記としたい。
自分の年齢とさほど年式が変わらない単車だが内臓にだけはお互い優しく付き合いながら無理のない範囲で長くなり続ける事が私のプライドに、見知らぬ土地での生活に対するモチベーションに繋がる。
そう信じてカッコ良い単車乗りの方々とも仲良くしていただければと思う。
皆様、良いお年をお迎えになっていただきたい。