車で走っていると、いろんなものが目につく。
そのなかでも、変わった建物は目立つ。きれいなレストランやファミレスは特に気になることが多い。
そういうものの一つに、大きな旗がある。
正式には幟(のぼり)とよばれるものだが、これはわりと目に止まることが多い。
義父·義母に会いに、年に2、3度ほどそのお墓に行く時などは特にその旗を感じる。
「う」という文字の幟が沼の橋のたもとに立っている。
うなぎは小さい頃は、食べなかった。
今でいう「食べず嫌い」であった。
それがどうしたことか、いつからかは覚えてないが、今は大のファンになってしまったから不思議だ。
万葉集にはすでに「武奈伎(むなぎ)」として載っているので、その歴史の古さはうなずける。
それどころか、縄文時代の遺跡からも食用としてのうなぎの骨が出土していることからも、古いことが明らかだなと思う。
江戸時代にはその人気はすごかったらしい。
うなぎといえば最近は養殖が主流だが、今から130年以上も前の明治12年がその養殖の始まりで、それ以前はすべて天然の国産うなぎだけであった。
今からみれば羨ましい限りである。
近年は養殖うなぎだけではとても足りず、台湾や中国、その他の国からの輸入に頼らざるをえないほど、うなぎ食文化は盛んである。
今日は土用の丑の日。
そんなことを考えながら、うなぎのご馳走にあずかることにしよう。
カレンダー 「う」の字が月に 一度あり
平成28年4月 うなぎ百選 「うなぎ川柳大会」
「つれづれ(74) 今日は土用の丑の日」