少し前に、朝夕はやや涼しい日が来たと思ったら、ここのところまた暑い日が続く。今まだ朝の10時前だというのに、温度計はもう30度をさしていた。しかも室内でだ
家のまわりを蝉が鳴いている。もう夏が終わるということを、まるで知っているかのように。自分の最後の命をふりしぼっているかのように聞こえてくる。
庭のキュウリも百合の花も終わりかけている。いよいよ最後のときを迎えている。
やがてくる秋の、さまざまな命にバトンタッチをするかのごとく。
この暑さもそれほどは続かないだろうと思いながら。
「つれづれ(118)今日はまた暑さが戻ってきたけれど」