タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店のコースに於ける、ジャパンカップ(公式戦)を想定してのテストラン。
衝撃をいなす(相殺する)ような構造は嫌なので、ではせめてブレーキを、というところまでが前回。本当はブレーキも嫌だったんですが、ここまでホットショットJr.くんの平均スピードが上がってくると、さすがにNonブレーキは難しいかと。
完走目指さなければ、別によいのですが。
また、ブレーキとはまるで別な問題として、フロントのFRPステーの代わりに入れたスライドダンパーのアルミ板が脆弱で、数回吹っ飛んだだけで曲がりました💢 (ミニ四駆グレードアップパーツ No.469 フロントワイドスライドダンパー 15469)
▲曲げ戻せるくらいなので、とにかくぺらっぺらの役立たず。アルミなので数回繰り返せば、簡単に破断する。
この部分を、ステンレス製などに替える検討もしたのですが、手間やコストを考慮すると簡単にはいかず、現状は断念。カーボンFRPのプレートから似た物を作るひともいるようですね、誰もがこの貧弱性には泣いているようで。
それと、過去の製作時の後、フロントのローラーにグリーンカラーが出たので、ブラックからそれに差し替えることにしました。
ということで、今回、用意したモノたち。
- ミニ四駆グレードアップパーツ No.518 FRPリヤブレーキステーセット 15518
- ミニ四駆特別企画(パーツ) 軽量2段アルミローラーセット(13-12mm グリーン) 95606
- ミニ四駆グレードアップパーツ No.469 フロントワイドスライドダンパー 15469
▲各部のネジを、ステンレス製に置き換え。圧倒的に、丈夫。
さて、一番の大改修は、FRP製のリヤブレーキステーを取り付けること。調べてみると、後ろにあればあるほど効きはよくなる(強くなる)そうですが、当然、車検の都合がある。
また、車体から離れれば離れるほど、崩壊や破損、シャーシへのダメージの可能性が増すので、限度があります。
そういったことも考えながらの、初期の取り付け位置がここ。
車検で最低地上高1mmという規定があるため、そこに障らないよう、また、ピンクのスポンジの効きが解らなかったので、気持ち、控えめのセッティングです。
この状態で、一旦、新橋よりは近い別のコースでテスト。
結果、ピンクのスポンジの痛み具体を見るとやはり遠慮した分、効きが甘め、中途半端かな? そこで、スペーサーをあれこれ組み合わせて、もう少しだけ追い込んでみました。
その状態が、こちら。
下側のブルーのローラーとの位置関係を見ると、もう1段下がったのがよく解ると思います。
ここまで下げたことで、スロープ部で「ガクっ」とスピードが落ちるようにはなってしまいましたが、代わりに、コーナーで動きが破綻する回数は激減。衝撃をいなす(相殺する)ような構造は拒否しているのでどっちつかずではありますが、『ソリッドシャーシ&ノーマルボディ』の仕上げでは、それなりの速さと完走率をある程度、天秤に掛けた仕様になったのでは、と思っています。
※以下作業のみ、2021年10月17日。
▲摩耗が進んだのと動きがイマイチ片方悪い、フロントローラーはグリーンに差し替えると共に、ボルトをステンレス製に変更。
▲ここのボルトも、知らず知らずのうちに曲がってくる部分。
▲ミニ四駆などのスピードなら、回転部の低抵抗は考える必要ない、と言うベアリング専門家も多く聞くが、どうにもうちの個体は、ここに入れるグリスやオイルのベストが見付からない。
▲これにて大改修のステップ2は終了。
この後のテスト走行でも、問題のない走りを披露してくれました。はぁ。
やかん