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- 地獄の口は何時でも大きく開き、オマエを待っている
- どうにもならなかったゲート跡処理問題
- シール類の類は付属しないKIT
2024年11月入手、同12月作業開始、の、模型人生初の “ オールクリアKIT ” 、DEATH☠
しかも、ネタはなかなかに変わり種の、機動戦士ガンダムAGE(エイジ)からの限定品。『次世代ワールドホビーフェア '12 Winter』というイベント(?)で販売(?)されたのかな。
グレードは、またまた変わり種の、AG(アドバンスドグレード)。KITの中に、ICチップ系の電子部品になる『ゲイジングチップ』というブツを搭載し、基本的には当時、店頭に設置された什器、『ゲイジングバトルベース』で遊ぶ、という趣向のシリーズでした。
※俗称、ブンドド系でないの。
結果的には、BANDAIの今でも閲覧可能なプレスリリースを見てもかなりリキ(力)の入った取り組みにも係わらず、鳴かず飛ばずだったのか(?)、流行ること&普及-波及することなくオワコン化して、サ終。
プラモデル®ではないですが、過去に少し似た手合で『SDガンダム モビルディスクガシャコンバット』という取り組みがあったのですが、こちらも終了。このディスクが格好良くて、終了を知らずに集めていました。
※所有ディスクの写真は、さすがに発掘できなかった……。が、ああいう手合は童心を擽るでないですか?
SDガンダム系は、- SDガンダムオペレーションズ - がブラウザ型にも係わらず健闘していますが、Systemがある時期を境に一気に複雑化し、と同時にPCへの要求負荷もトンデモナイものになり、えらいこっちゃ~、に。
オート戦闘が主軸なので、艦これとかもそうですが、ロングランには向いているのかもしれません。ず〜っと画面に張り付いている、なんて、現代、とてもとても、出来ませんからね。
※では、何故にマブラヴ:ディメンションズは終了したのだろ? プレイしていないから知らん。あのシリーズって、ほんと、つくづく不遇だよね……。不思議。バンナムの援護射撃ゼロなので体力なさ過ぎなのか? SAOVSは本当に再起動したのが、証左か。
それでは、前置きが長くなりましたが、その、
「初のオールクリアKITに四苦八苦」
の内情を、制作記として、今一度取りまとめてみたいと思います。
※過去に、備忘録的なUPは散発的にしていたので。
🔶機動戦士ガンダムAGE特有のアドバンスドグレード(AG)とはどんなもの?
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▲パッケージのSizeは、“シンプルtype1/144scale”の標準系。限定品だがプレバン品ではないので、総天然色。系統的にも、SEEDのコレクションシリーズとほぼ同サイズ。
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▲パッケージ左側面。「ゲイジングせよ!」の文字が踊り、これが主体であることがよく解る。また、『ブロックビルドシステム』という基軸を採用し、構造的に現行気鋭のENTRY GRADE[エントリーグレード]の礎な部分を多く感じる。これは、SEEDやダブルオーの廉価KITでは“そこまで”見られなかった基軸。
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▲パッケージ右側面。オールクリアKITであることも関係するのか、無塗装でこれだけの色分け再現が、複雑な工作&手作業不要で完成する。敢えての「●写真の完成品は無塗装です。」注釈が、本KITに於けるBANDAIの自信を感じさせる。
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▲パッケージ側面天地は同デザイン。ドアップに耐えられる、無塗装クォリティを誇る。対象年齢は8才以上なので、『1/144 RX-78-2 ガンダム 組立体験会Ver.』より2つ上。理由は不明。
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▲パッケージアートが描かれた蓋を開けると、中身は徹頭徹尾、クリアパーツしか存在しない。シールの類はなし。組み立て説明書もなく、内箱(身箱)内面に印刷(字)される仕様。モノクロなので解り難いのが難点だった。この時点では気分瀑上がりだったのだが、いざ制作に移行した途端、負のスパイラルに陥ることに。
なお、どこにも記載がないのですが、本KITはタッチゲート仕様です。シールも付属しないため、究極を言えば、完全道具レスで完成させることが出来ます。新幹線の中でも国際線の機内でも、入院中のベッドの上でも、完成!!
制作中になんのトラブルも起こさなければね…… (ー_ー;) Ω\ζ°)チーン
※トンデモやらかしは、既報の通り_| ̄|○
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▲特徴的なゲイジングチップを中心とした新し(かった)い取り組みは、一連として『ゲイジングリンク(GAGE-ING LINK)』と命名され、記載の通り、“ゲイジング ハロ”や“ゲイジングバトルベース”が用意された。記憶では、その間を繋ぐのが、この“エイジデバイス(AGE DEVICE)”だったかと。
ちなみに、この、エイジデバイスは持っています。作中でもほぼ同じ物が登場したかと。これがないとAGE系のガンダムは起動しなかった筈。
液晶はモノクロで、その中にミニゲームが数種、入っています。ゲイジング ハロはこれを機に、入手する予定でいます。いまいまではありませんが。
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▲ゲイジングバトルベースは、目にしたことは幾度かあったが、当時はまだプラモデル®を始めていなかったので、近付いて見たことはない。“スーパークリアVer.”は搭載ゲイジングチップも“限定仕様”になり、このパラメーターはノーマル品と異なるとのことだ。
ベース上のカラーモニター表示でも、きちんと『スーパークリアVer.』と表示されたそうです。表示エリア、よく、収まったな……。《詰め》commandでも使った? w
※ぶら下がり解消には必須なのよー。Q数変える訳にはいかないしー。
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▲オモシロイのか不思議なのかはさておき、ゲイジング ハロではパラメーターなどに違いがある、という。全体的に目減りする。ハロはまだ所有していないので、それ単体でバトルが出来るのかは知らない。
ま、少なくとも今、手元にはゲイジングチップ搭載KITがこれで3体になったので、そのうち入手して、確かめてみま〜す✋
(ジェノアスカスタム , ガンダムレギルス , 本機)
アドバンスドグレードも、しつこく探すとまだ、定価で買えるお店、ほんの僅か、あります。『クロノス』の存在は知らなかったので、カレについては解らん😤
※当然、見付けたら即Get!だZe!!
🔶制作早々ぶち当たった『大きな壁』
さあ、ここから意気揚々と、初めてのオールクリアKITにドキワク全開DEATH❗ 制作過程も面白そうだし、完成形も愉しみ。
あらためて作業机に箱の中身を広げて、気分高揚はMAX値⤴⤴でした。
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▲ポリキャップすら存在しない、極めてシンプルな構成。却って、リハビリには好適なKIT。今のジブンには、『RG』のような難解さは不向き極まりない。
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▲実は写真の様に、限定仕様で中身のDATAも異なるというゲイジングチップそれ自体は、ノーマル品と同じ、半ツヤブラック仕上げだった。先にUPした完成報告投稿記事のアレは、「それはナイだろ」、と、塗装した状態になる。
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▲タッチゲート仕様のKITではあったが、さすがに貴重なクリアKITを手でもぎ取る気には到底なれず、ニッパーを使用して通常の作業工程を踏もうとした。また、今までかなりの確率でゲート処理の際、デザインナイフの使い方が下手で、リカバー不能の失敗を繰り返していたので、試しに彫刻刀に似た刃物を出した。
が、しかし、既報の通り。
ニッパーを使おうと、失敗が多いデザインナイフを避けようと、どうにもならない『大きな問題』に、ぶち当たってしまいました。
それが、こちら↓.
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▲クリアパーツ故、ゲート跡を消す処理が如何ともし難い結果に。
もちろん、ALLクリアパーツで構成されたガンプラは山程存在するので、この問題に対する解決法はweb上の方方に転がっていました。ですが、どれを参考に実行しても、跡を消せません。
経験値、という以前に、『初体験』が思いっ切り足を引っ張る、無様な体裁となってしまいました。
※初体験はやはり何かとのぅ……ゴニョゴニョ……。
🔶クリアパーツ故の難敵となった
ゲート跡消し作業
素材が透明なので、理論としてはレンズ磨き、ガラス磨きと同じになるので、webで調べる前からおおよその見当は付いていました。
また、カーモデラーの多くが、クリア層をたっぷりと吹き付けで作り、デカールとの段差をなくした上で、相当に磨き込むことも、もちろん知っていました。
ところが、『言うは易く行うは難し』との、旧くからある言葉どおり、まるで成功しません。
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▲更に問題として、きめ細かくヤスリの番手を徐々に大きくして行き必死でゲート跡を消そうとしていると、元のKIT表面はそこまで光沢仕上げではないため、作業部を中心に、その周囲だけが鏡面仕上げ状態になって悪目立ちしてしまう事態に。
だからといって、「では全体を磨き込もう」、は、凹凸がこれ程多いモデルでは困難です。ヤスリがけ特有の、「次第にエッジ(端 / ふち / へり)が失われていく」現象も誘発します。本当に泣きました。
しかも、ゲート跡はなんだかんだで山ほどあるので、飽きる…… (;一_一)💦
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▲これはもう、誰のせいでもないので飲むしかない。クリアパーツ成形で発生しやすい、内部に出来てしまった気泡。通常KITでも、ビームサーベル刀身で見られる現象で、予め注意書きもあるほど「当たり前」の事象。
とは言うものの、「21世紀になってまで、まだそんなこと起きてるの?」「ブレイクスルー出来ないの?」、とは感じました。後述しますが、「クリアパーツは脆い」「欠けやすい」「反りに弱い」、イメージが圧倒的ですが、対策はあるらしいのです。コストが高いのか、別にプラモデル®に限らず、全般的にいまだ付き纏う問題です。
ま、雨が触れば “ ビニール ” 傘を広げ長靴を履き、洗濯物は分けてネットに入れ、回し、取り出し、広げて干す、が今でも日常なので、やれスマフォだ自動運転だ、4K / 8K など持て囃そうと、それこそガンダムが現実化することはないのでしょう。
ただ、どういう訳か、核融合発電についてはニッポンが先端を行っている、というのが驚きです。核融合炉がRX-78系の動力源とされていますので、直結はしませんが、なんとなく関係性を感じずにはおれません。
HONDAのASIMOが本当に凄かったので、あのSizeなら可能性はありそうです。戦争には使って欲しくないですが……。当然。
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▲話を戻し。この様に、何をどうやってもゲート跡を消せなかった。タッチゲートtypeなので余計に、だったのかは、ALLクリアーKITの経験値がゼロなので、解らない。
ただ、この写真を撮る時に抱いたし、何かの縁を感じたのが、アドバンスドグレードは、写真ブラック(透過するとグレー)部の基本フレームを軸に外装パーツが付いていく作りをしていて、その骨組みのような構造物は、首ジョイントから脚部腿まで。それと、両腕肩部からマニピュレータまでとなっていて(都合、3パーツ)、お台場に過去立っていた実物大ガンダム立像や今のユニコーンガンダム立像の建造過程構造体に似通った印象があり、不思議な気持ちになりました。
「やはりガンダム。どっかどっかで何かしら繋がったりしているのかな〜」、と。
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▲ユニコーン建造中の写真も何処かにあるので、捜索中。このRX-78-2は、まだ設置間もなくで、周辺の芝生の養生などが完了しておらず、フェンスが張られた状態。実は、潮風公園の時は見たことがない。興味がまだそれ程、なかった。
思い違いかもしれないですが、なんとなく嬉し愉しかったです。
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▲ゲート跡をどうやっても消せない問題と並行して発生した問題が、水研ぎの繰り返しにより、あらゆる指紋認証機器が「オマエ邪ナイ💥あぁん(ꐦ°᷄д°᷅)」、を吐き出し始めたこと。冬期に長風呂やお湯で食器洗いをすると、しばらくの間、やはり指紋認証センサーが「オマエダレ?」、状態になるが、あれは時を置けば解消するのに対し、こちらは物理的に指紋が薄くなって行っているので、ゲート跡処理を続けている間、付き纏ってしまった。
本当に参りましたね、あらゆる意味で。指紋認証でしか開かない玄関や始動しないクルマでなくて、よかったです。(´Д`)ハァ… クリアKITさん、アナタってヒトは〜ぁ。
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▲そして、もう「とっくに飽きている」のに「飽きもせず水研ぎを繰り返さないと」幾ばくかでも改善しない、複数箇所に渡って存在する、目立つ位置にあるゲート跡の量。やってもやってもキレイにならない、やってもやっても終わらない。折れかけた心を見兼ねて、『AG』シリーズより遥かに可動域が豊富なAGE-1が応援に駆け付けてくれた。
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▲極めつけが、「ようやくオワッター」(正確には見切りを付けた/見限った)((「もうこれ以上嫌だ!!」))、と諦め、研ぎ道具の一切合切を片付け、この、ガンダムAGE-1 ノーマル スーパークリアVer.の別作業に移った、遥かのち。ふと、たったの2箇所だけ、ゲート跡処理が漏れているのを発見。解っている、見ている、知っている。のに、そのまま。それが出来ない性分なため、仕方なく仕舞い込んだ水研ぎセットを引っ張り出し、その2箇所のためだけに、再度のゲート跡処理。
もう、この時も本当にシンドかったですね。写真DATAの日付を確認したら、2024年12月25日(水曜日)。
「🎄サンタ🎅はとんでもないものを盗んでいきました……あなたの心と時間です」状態……😢😫
なにが、「困ったことがあったらね、いつでも言いな。👴お爺🎅さんは地球の裏側からだってす~ぐ飛んで来てやるからな」、だよ💢(# ゚Д゚)
🔶デカールをゲート跡処理に応用す
デカール貼りはそもそも好きで、本KITも、製作を始めるよりも遥か以前に、織り込まれていました。特に、スーパークリアVer.となりますから、全塗装する訳にはいかず、かといってそのまま完成させるのも釈然としないので、匙としてはひとつ、デカールになるのです。
と、その様な中で、その、計画よりもとうの前に組み込んであったデカール貼りを、ふと、「そうだ、ゲート跡処理に利用しよう」、と閃いたのです。
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▲デカール貼り、どのくらい好きかというと、このくらい。応用が効くよう、種々揃え、また、傷み防止に、基本は防湿庫に仕舞っている。旧いKITを触る機会が圧倒的に多いのも、関係している。入手した時点で、根本的に駄目になっているから。
ただし、ガンダムAGE-1 ノーマルは、『RG』(リアルグレード)が登場していないのと、『MG』(マスターグレード)と作中のイメージからも、“ 注意書き ” がかなり少ないイメージです。どの機体も、かなり淡泊な印象を持っています。
そもそも、“ ハイディティール ” も、MG化、RG化の折り、新規に描き下ろされるケースがほとんどなので、アニメーション化時点の設定画、決定稿でもスッキリ目の機体は少なくないかと。んな、毎週放送モノで細かく書き込んでいられませんからね……。
※メガサイズはどんな塩梅なのでしょうね??
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▲そのような経緯から、基本的にはデカールの量はかなり抑えめを意識した。幸いに、入手が容易な『機動戦士ガンダムAGE向け汎用ガンダムデカール』はあるので、「苦手」を通り越して「不可能」な、手描きやマスキングによる独特のマーキング作業は回避できた。
とは言っても、見れば解るように本KITはオールクリアパーツで構成されていますから、色味によっては、まるで貼ってあることすら解らなくなります。
しかし、だからといって、「では、クリアパーツでも存在が沈み込んでしまわない色味のデカールを」、なぞという愚かしいことはしません。
あくまで、ノーマル仕様に倣った色味や位置、種類になるべく収まるよう、セレクトしながら貼りました。
ですから、貼ってあるのに、作業した当人でも怪しい箇所は幾つもあります。でも、それでいいんです。「何でも〘実在したら〙を念頭に制作」の『リアル追求』派としては。
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▲ベースはなるべくAGE向けのガンダムデカールを使い、足りない部分は使えそうな他所のガンダムデカールを。それで補えない部分は、まるで他分野からのデカールを使用した。これは常々言っている(書いてる)が、今、このガンダムデカールが万全に入手出来る状況でないのに、GBWCなどでのレギュレーションがガッチガチなこと。
今回の作業中に、確かSEEDのリマスター版放送(もう何回目の再放送か不明)のCMで、『GBWC 12th TOURNAMENT 日本大会』の参加を促す内容が何度も流れましたが、ワタシがBANDAIの諸々供給体制 / 対応によく愚痴をこぼしているので、ソファーでスマフォを弄っていた家族も、耳だけに流れてきたそれを聞いてか、「どの口が?」、みたいなことを言っていました。
ほんと、そう、なの💢(# ゚Д゚)🔪
誰もが手描きやマスキングにより、デカールに肩を並べられるような精緻なマーキングが出来る訳ではありません。レギュレーションをアレだけカチンコチンに、タングステン級に強固にしている癖に、その範囲内で収まる対応品の供給状況は、もうメチャクチャ。
転売ヤー問題にキレたのでしょうが、株主総会でもフルボッコに遭ったらしいので(何が何処で株価下がるか、解りませんから)、改まるかなー、と0.00000001%くらいの期待は “ 今ならお試し ” 程度でしておきましたが、結果はここで述べるべくもなく。
ある筋からも、「そんなのなら、もうガンプラ、BANDAIから距離をおいたほうがいいね」、と強く勧められましたからね。
「極力、関わらないほうがいい」、と。
ご尤もで。
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▲今回の制作はどうも“漏れ”が付き纏ったようで、貼り漏れがデカール作業に於いても発生。写真の時系列は少し狂うが、先のゲート跡処理漏れなどと近い時間軸で、また別個に発見してしまった。やはり同じく、防湿庫から再度、対応しそうなガンダムデカールを捜索するハメに。
思えば、です、ね、この辺りから、今後に続く、不幸&大惨事の予兆、というか流れ、というものは、あったのでしょうね。
今、これ書き纏めていて、そういう思いに囚われました。回らない時は万事が回らない。そういう時はジタバタしても回らない。そう、あの類です。
トホホ…………💧
あぁ、そうそう、ちなみに、なんかいつもと更にかなり異なる環境で作業している写真があるのは、年末年始もあり家族が揃いやすいので、リビングで出来る範囲の作業風景挟まっているのが、理由です。
せっかく揃うんだし、自室やら作業場に籠もるのはなぁ〜、と思ったので、リビングでもやれそうなことは、なるたけ同じ空間で過ごしました。命、ほんとうに何時突然、失われるか、本当に解らないものなので。
※あまりに長くなり過ぎたので、前後編に分割しま〜す。
続きは、こちらへ❗
やかん