
いやー、この模型はそこそこ苦労しました。
てか、厳密には『プラモデル』ではないと思うんですよね。
もともとはほとんど完成した状態のラジコンとして販売されているようです。
それの、バラバラになったジャンク品を見付けて、興味を持ち購入した次第で。
店頭で見付けた時は、コントローラーのアンテナもなくなっていました(写真のは自分で工作した)。
そいで、車体側のアンテナも見当たらなく、取り敢えず電池入れてもやっぱり動かなかったので、分解してみました。(テーブル、きったねぇな〜)
砲塔部もバラしてみました。さすがに“ラジコン”なのでマニアックそうな電子部品が多いですね……。
で、本体側のアンテナが取り付けられていたらしき部品を発見したので、こちらも自作しました。ハンダ付けは大得意ですからね♪
あとは砲塔部から引き出せば、と思ったのですが、どうも純正だと後部に設けられたスリットから出すようです。でも、砲塔上部にしっかり、本来アンテナが設置されるディティールが用意されているので、ここから引き出してやることにしました。
ところが、これが大変。想像以上にここのプラスチックが分厚く、またかなり硬くドリルがなかなか進まないこと。指に豆作ってまでどうにか貫通させました。
1時間くらい掛かりましたね、この作業は。まっすぐに通すのも、神経使いましたし。でも、苦労の甲斐あって、アンテナが砲塔の基部を通りました!
雰囲気も、まあそれとなくなりましたかね?!
次は、転輪とかをイメージよくする目的で簡易塗装を。激手抜きですが(製品の構造もね……)。
ほぼ完成品なのですが、こんな感じでいくつかはバラバラで接着いるパーツがあるので、最低限の物だけ取り付けておきましょう。
どうだー、こんな感じでーす!!戦車なんで、こういうシチュエーションはやっぱ似合いますね♪
ただ、やっぱりのっぺりしててやや寂しい。一応、本体塗装はされているので、ここに簡単なスミ入れをしてやりましょう。このマーカー、便利で愛用してます。
じゃ~ん、だいぶ感じ変わったと思いません?
あとは、トイラジなんで仕方がないですが、デカールでなくステッカーが付属するので、仕上がりは綺麗ではないでしょうが、貼ってみることにしました。
ステッカーを貼って、その後、少しでも馴染むようにフラットコートを吹きました。まあ、トイラジコンとしては及第点? 許してください。
この状態でまたロケってみました。う~んっ、なんでしょう。もうちっと何かしたい。
エイブラムスにはヘッドライトらしきディティールがあったので、何か足りない気持ちを、では電飾化で補ってみることにしました。
チップLEDもポリウレタン銅線も初めて使ったのですが、はんだこて先が傷んでいたり細くないので、作業は結構面倒でした。極めつけが、このチップLEDが全然明るくない。
「大出力」って書いてありましたが、ヘッドライトとしては役に立ちません。
最終的には、他の高輝度LEDを別に用意し、また激苦労しながらもう1.5Vを追加しました。これは、電子パーツ屋で仕様と目的を伝えて、LEDの輝度を安定させるにはtotalで1.5V×3の4.5V(製品の仕様)ではなく、6Vあったほうが良い、という話しになったからです。
でも、もちろん直結だとあっという間に電池が0になってしまうので、間に抵抗を入れています(LEDがとんでもない高出力で、電機流せば流す分だけ光る大食いなため)。
参考データとして。
■使用LED/表面実装 クールホワイトLED 100ルーメン以上の光束 × 2個
使用抵抗/カーボン抵抗 15Ω × 2個
総電力/6V
これでかなりの爆光を確保しながら、ラジコンとしての駆動も成立させられました。
なお、電飾化というと何でも『CRD』を使う向きがありますが、コスト的にはカーボン抵抗が圧倒的に安価です。たとえホビーと言えどもコスト感を意識するのは重要なので、ぼくはなるべく通常の抵抗を使うようにしています。
このラジコン戦車もいつものように動画を撮ってみたので、ぜひどうぞ。
【HD】kyoshoポケット・アーマー R/C M1A2エイブラムス/M1A2 Abrams
めっちゃ脚色してますけど♪
最後は、真面目撮影写真で〆ますね。付属のリモコンは、シンプルですが使い易いです。
ヘッドライトをLEDで再現してみましたが、割りかし違和感なく溶けこませられました。
苦労した砲塔部のアンテナもバッチシです♪
フリーホイールが動かないのが、このラジコンの欠点ですかねー。
車高が低いのも……。実車がこれだったら、号泣です。
砲身はほぼ動きません。全体の雰囲気はいいんですけどね。
底面に電池を3本入れるようになっています。もう、腹擦りまくりです(~_~;)
砲塔は手動で回ります。高輝度LED、バッチリだと思いません?
ちなみに、このキット、既出のミツワモデル・メルカバとは較べようのない程、踏破力がありません。
底部はモーター剥き出しだし、車高も激低いので、完全室内・フローリング専用ですね。
この点は残念だった! 泥濘地も走れませんしね(´・ω・`)
やかん