昨日、銀座の王子ホ-ルヘ 友人の息子さんのピアノリサイタル《ラフマニノフの夕べ》を聴きに行ってきました
桐朋音大を卒業後イギリスで英国王立音楽大学と、英国ギルドホ-ル音楽学院で
演奏家ディプロマを名誉賞で取得し
ヨ―ロ―パでも数々の賞を受賞しているピアニストです
さすがに素晴らしいテクニックと感情豊かな表現そしてものすごい迫力もあり
ピアノってこんなにスケ-ルが大きな演奏ができる物なんだと実感しました
『のだめカンタ―ビレ』とはちょっと迫力が違いました
この友人とは私が短大生で銀座の広告代理店でアルバイトをしていたとき
知り合いました
彼女も青学の2回生で同じ年齢と言うことと女子が二人しかいなかったということで
すぐ意気投合し仲良くなりました
そんなある日当時晴海で開催されたモ―タ―ショウのキャンペンガ―ルをやらないかと言われ 当時としては破格のバイト代に魅かれ2人で行くことになったんです
キャンペンガ―ルと言っても
小さな自動車会社で主に作業用の車を扱っている会社でしたから
小柄な私たちには大きすぎるブレザ-を来てパンフレットを渡したり簡単な説明をするだけでした
10日余りですが美味しい食堂の食券を貰い
酒豪の彼女はお昼から大ジョッキを空け
男子学生の度肝を抜いたり
楽しいバイトでした
その後バイトも終わり私は卒業と同時にその頃静岡に住んでいた両親の元へ帰り
彼女とは年賀状だけのお付き合いとなったんですが
2年後くらいに何故か結婚式の招待状が届きお祝いに駆けつけた記憶があります
その後私も結婚し同じ都内に居ながらも会うことはなく
ただ年賀状と近況報告のような短い手紙、外国からの絵葉書が切れずに続き
34,5年(何時知り合ったか定かでないため曖昧)の月日が流れました
そして1ヶ月ほど前に前述のリサイタルのチケットと手紙が送られてきました
ピアノは良く解りませんが好きですし
何よりも彼女に逢って見たいと言う思いでメ-ルを送りました
【だめかと思っていたので飛び上がるほど嬉しかった】
と言う返事に力づけられ行く事になりました
一緒に過ごした時間は数ヶ月。。。逢って解るのかなと言う思いや不安が心をよぎり
昔の彼氏に会うみたい
【案外解るものよ】 とあっけらかんと彼女は言ってましたが。。。
久しぶりに銀座へ出るし 音楽鑑賞だし なんと言っても久しブリブリの再会だし
と言うことで出かける数日前からあれを着たりこれを着てみたり
いつもとはちょっと違うオサレ?をして夜の銀座へ出かけました
街はすっかりイルミネ-ションに彩られ 大型ブランド店が立ち並び
昔の面影は少し影を潜めてしまいましたが
でも銀座はやっぱり落ち着いていて好きな街です
会場に着きチケットッをお持ちの方はこちらへ・・・と言われ並びながら
キョロキョロとそれらしい人を探しますが良く解りません
自由席なのでとりあえず席を取り またキョロキョロ
隣の席のご婦人に話しかけられ聞いてみましたが
私は存じ上げないのよ・・・でもあれが旦那様だから聞いてみたら?と
でも開演時間が迫っていたため 休憩時間まで待って聞いて見ましたが
楽屋に居ると言うので終了してから探す事にしました
隣の方とは母の女学校の後輩(物凄く下の方ですが)と言うことが判り
話も弾んで携帯の番号まで交換してしまいました
会場の出口でCDを買いサインを一応して貰ってお母様はどの方ですか?
とピアニスト本人に聞きました
そしてやっと逢えたたの
ゼ~ンゼン判らなかった
感動って言うよりは見つめあってホントにそう?ッて感じ
やっぱり三十数年は長かった
でも話し出したら少し昔の面影が出てきたけど
自分では変わってないツモリでも変わってるのよねぇ
お互い色々あったけど(現在彼女はご主人と別居中)
今度ゆっくり会ってお話しましょうね
再々会を誓い合って別れました
でもたぶん今度逢うのはまた何十年後
共に白髪のすっかりおばあさんになってからの様な
そんな気がしてなりません
辛抱強く最後まで読んでくださった方 お疲れ様でした~
あっけない結末でオチもなく
お許しを
お詫びのしるし?にとらのすけくんの迷惑そうな顔のトナカイ3連発
お見せします
足元に注目
歩きにくいらしく おいらん歩きワカル?してました